内子に一本のしだれ桜があります。
...いや、無数にあるけれど。
一本のしだれ桜が多くの人を惹きつけています。
そこにいたるまでには、長い年月がかかったことでしょう。
まちづくりとは、地域活性化とはこういうことだと思うのです。
人が何人訪れたとか、いくら稼げたかとか、そういうことではないのです。
それは確かに地域活性化に必要な要素ですが、地域活性化そのものではない。
本当にその地域の魅力や価値を認める人が集い、幸福を共有する。
そしてその幸福を持続させ、継承させ、発展させていく。
その価値は量や金額で判断されるものではなく、物理的に計量できるものではない。
地域づくりの目指すところはそういうところにあるのではないでしょうか。
石畳のしだれ桜祭りへ行ってきました。
普段は静かな農村がにぎわいを見せます。
子どもたちがウェイターをしているのがほのぼのしていて良かった。
その他民家の外に来客用のトイレを設置するなど、
地域総出でおもてなし。
桜を眺めながら食べる蕎麦はまた格別。
ただ、容器がよくある安っぽいプラスチックだったのが残念。
昔は竹の器など風情あるものを使っていたみたいですが、
人がたくさん来るようになってのやむを得ない処置なのでしょう。
ただ、キャパ的にも限界が来ているようだし、
少々値段を上げてでも、ハイクラス指向にして来客人数を抑え、
器やイス、テーブルなどもそれなりに品格あるものにするほうが、
この地域の魅力をより良く伝えていけるような気がします。
見事なしだれ桜。
樹皮はしわをたくわえ、腰を折り曲げ、たくさんの杖を使って必死に立っている。
かなりのご高齢なんでしょうね。
桜のカーテン。
一緒に来ていた小学生が命名。
子どもの感性ってスバラシイ。
水車小屋の桜も満開。
帰る道中、予子林のしだれ桜も見てきました。
中学校跡地に立つ、これまた見事なしだれ桜。
親から孫へと感動は引き継がれる。
ここの桜は八重なんですね。
異常に早い桜の開花にとまどいを感じながらも、
年度の終わりにいいもの見れました。
明日は自治会の総会です。
一年間慣れないながらも会計を担当し、監査でもダメ出しを食らいましたが、
なんとか無事務めを果たせそうです。
来年度も盛りだくさんの一年になりそうですが、頑張ります!
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