内子町・長田地区再訪。

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えひめ協同・まちづくりネットワーク主催の「えひめまちづくりシンポジウム」、
石畳を見学し、宿泊した翌日は、長田地区へ。

内子町は都会からの移住者が多く、内子町全体で140名ほどいるそうです。
その中でも長田地区は一番多く、現在7人ほどの移住者がいます。
移住者同士のネットワークも充実していて、
移住に失敗して出て行く人はほとんどいないとか。
それを行政だのみではなく、移住者同士のネットワークで実現しているのがスゴイ。

今回は内子移住促進会議の役員で、移住生活20年の方の案内で、
移住者の方々を訪問しました。


移住の決断は移住者本人がするものですが、
移住後の生活は移住先が田舎の場合、移住者本人だけでなんとかするのは難しい。
リソースが少ない上に、ITネットワークとの連携も個人レベルでは普及していても、
地域レベルではまだまだ実用には程遠い状況。
人的ネットワークが中心の田舎において、
新参者が田舎のネットワークに参入していくのは大変です。
それはこの一年半の遊子川での生活で痛感してます。

移住先が都会であるならば、移住者本人だけでなんとかなるものだけど。
そこが田舎暮らしに憧れはあってもなかなか一歩を踏み出せない部分でもある。
費用の制限もあるし、なにを、どこに、どのようにして頼むのか。
土地勘がなければさっぱり分からない。


土地の人と風の人が上手く融合していく仕組み。
それを考えていくことがこれからの田舎には求められるのでしょうか。


お山の学校ながたに遊子川のポスターが!

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そーいえば、愛護班活動で来年ここを利用するかもしれない、
ということで公民館主事さんが下見に行ってたな。


まずは木工で生計を立てているという移住者の方を訪問。

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ユスモクに取り組んでいる自分としてはまさに理想の移住スタイルですが、
移住した時点で木工技能をきちんと修行されている点が、
僕とは根本的に違います。

修行時代にコツコツと機械、道具類も揃えてたみたいで、
スタートの位置がだいぶ違うのを実感。
いろいろとアドバイスはいただけそうですが。


続いては、食品加工や養鶏・農業で生計を立てておられる方々を訪問。

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田舎、というとどうしても一次産業が主になりますが、
その典型的な移住例として、他の参加者の方々には参考になったようです。
ものづくり(二次産業)で生計を立てたい自分としては、
ちょっと方向性が違うかな、と。
批判ではなく、ピンと来ない、という点で。


長田地区には移住体験ができる専用の施設まで用意されてます。

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集会所を再利用したものだそうですが。


その奥には移住者用の住居も整備中。

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蔵まであってなかなか立派。
いやあ、スゴイ。


午後はお山の学校ながたに戻ってシンポジウム。

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発表内容については別記事で報告します。