9月最後の週末。
第30回地域づくり団体全国研修交流会鳥取大会に行ってきました。
11の分科会に別れて鳥取各地の様々な地域づくりの現場を見学しながら、
地元と参加者が交流するイベントですが、
西予市からは総勢8名で参加しました。
地域づくりへの興味、という点でおおいにけっこうだと思うのですが、
参加者が行政職員だけ、というのがちょっと残念でした。
西予市だけではなく、このイベントの参加者の多くが行政職員みたいでした。
別に行政職員はこのイベントに参加するべきではない、というわけではないですが、
「地域づくり団体全国研修交流会」とあるのだから、
本来は地域づくり団体のメンバーが行くべきではないか。
全国的に見て、まだまだ地域づくりは行政主導だということなんでしょうね。
もっともっと、地域住民の方にこういうイベントに参加してもらいたい。
「日本一小さな県から大きく発進」
このキャッチコピーどおりの素晴らしい大会でした。
それくらい、鳥取は元気でした。
初日は夜から前夜祭でした。
メインイベントとは別料金で、参加は任意、
参加費は自腹負担、ということから懐事情の厳しい自分は
参加はパスして一人宿に残りました。
初日の宿はハワイ温泉。
ハワイの温泉でもなければ、福島のようなハワイアンリゾートでもない。
地域の名前が「羽合(はわい)」だから「ハワイ温泉(正確には「はわい温泉」)なのです。
ソフトバンクのCMで、トリンドル玲奈が「鳥取のハワイだで〜」で
一躍有名になったところなんですね。
だから町並みも普通の町並み。
一見すると、およそ日本の温泉街らしくもない、普通の住宅街です。
しかし、ところどころに温泉宿、そして足湯があります。
お魚の縁石。
素泊まり予約のため、宿で食事ができなかったので、近くの寿司屋で晩ご飯。
蕎麦セット。840円とリーズナブル。
宿泊した宿「羽衣」。
なかなか立派な宿でした。
庭先には立派な三連橋。
その先は東郷湖。
お風呂も独り占め。
風呂上りにはやっぱりアイスクリーム。
大山牧場のアイスクリームは濃厚でクリーミーでした。
普通に考えれば、自腹を切ってでも前夜祭に参加し、
一人でも多くの参加者との交流に励む。
そのほうが研修の効果は高いのでしょう。
しかし、それでも僕は思うのです。
それだけがただひとつの有効な効果ではない、と。
前夜祭に行かなかったことで僕は羽合温泉、という地域を学ぶことができた。
前夜祭は別の場所で開催され、翌朝はまた別の会場へ移動だから、
前夜祭に出てたら羽合温泉、という場所を知ることはほとんどできなかった。
同じ場所、同じ機会でも学び方は人それぞれ。
まあ、半分負け惜しみですが。
まあ、それでも人生の幸福度は、費やす金額の量で決まるもんじゃない。
道は何通りもあるけれど、
どんな道にせよ、他人が作った道ではなく、自分が作った道を進みたいものです。
コメント