「遊子川」は山、「遊子」は海。

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正月休み最終日のプチ散策のメイン目的。


僕がいる地域は「遊子川」といいます。

こことは別に、「遊子」という地域があるそうで、
さらにそこは段畑で有名な場所、ということで前から行ってみたいと思ってました。


遊子川は西予市、遊子は宇和島市。
遊子川は山の中、遊子は海際にあります。
遊子川からは車で2時間半程度。


緻密に整備された段畑の景観は感動的です。
人間の都合でなされる直線的な造成ではなく、
自然の地形に合わせた曲線的な造成は美しい景観をさらに美しくする。

自然の恵みをいかに上手く活かすか。

それが良い創造というものではないでしょうか。


最初、段畑のある水荷浦地区の入口が分からず。

さんざん迷走してやっと発見。


この「魚見の丘」が目印。

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観光対応もしっかりしていて、段畑のそばには駐車場、休憩所完備。

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...正月休みでしたけど。


下から眺めると大きな一枚壁のようですが...

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登っていくと、巨大なリアル等高線が見えてくる。

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真冬で作物はほとんど栽培されてなく、ビニールカバーがかけられていましたが、
その様子はまるで畑のスタジアム。

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畑もここまでくると立派なアート。

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まさにランドスケープ・デザイン。


さらに寄ってみる。

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全体としては秩序をもたらす線となっている石壁も...

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間近で眺めると、ランダムで無造作に石が積み重ねられている。

無造作な全体でありながらその基本要素は幾何学的な秩序で構成されている自然とは真逆。
これが人間の為せる「創造」という業なのだろうか。


漁港もある。

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まさに山あり谷あり。


ここは「段畑を守ろう会」というNPO法人により、段畑の保存活動がなされてるそうです。
人々の思いが一つに集まることでなされる大きな創造。

同じ「遊子」仲間、おおいに学ぶところがありそうです。


さて、仏木寺方面に戻ってこの日最後の目的地へ。