男の子はどうして飛行機に憧れるのだろうか。
羽を持たない人間が空を飛びたがるにはなぜだろうか。
どこの地域にも、小さい頃の夢としてパイロットを挙げる男の子が一人や二人いたものです。
僕の場合は、なぜか警察官か科学者だったけど。
土居の運動公園に戦闘機があります。
実際に自衛隊で使われていた練習機を前の町政時代の町長さんが譲り受けたそうです。
子どもたちの遊具として置かれているみたいですが、
乗ると機体が凹むので、乗らないように、という注意書きがあるくらいなので、
見て楽しむだけのものらしい。
平日朝、ということもあって、周囲にはだれもいない。
機体は錆び、そばのジャンボ滑り台も故障中。
あまりこの場所が利用されていないように見える。
子供たちが年々少なくなっている、という過疎地の現状ゆえなのでしょうか。
飛ばない人間は、ただの人間だ。
オブジェは過去を忘れないためと、未来を夢見るためにある。
そばのジャンボ滑り台への登り口。
なかなか愛らしい木のゲート。
木々の中を滑り降りるジャンボ滑り台。
すべり台の手すりに直接ペンキで「故障中」と書かれているあたり、
当面修理の予定はないんでしょうね。
この地域の次代を担う子供たちを増やすにはどうしたらよいのだろう。
子供たちがこの地域で夢を持って育つために、僕らはなにをすればよいのだろう。
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