夏越祭

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本日は遊子谷の神社、天満神社で夏越祭(なごしさい)。

読んで字のごとく、厳しい夏を乗り越え、無事豊作となるようお祈りする神事...らしい。


事前に各戸にお札が配られ、前夜は枕元に置いて寝て、
翌日神社へ持って行ってお参りすると、願いが叶う...らしい。


信心とは、信じることで願いが叶うかどうかが問題なのではなく、
「信じる」という行為により心を浄化し、気持ちを前向きに向け、
生きるエネルギーとすることがその目的なのではないでしょうか。


信心のない地域ほど寂しいものはない。
たとえ24時間明るい光で照らされたとしても。


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神社に入ってすぐのところに、茅で編まれた大きな輪っかが二つ並べられてます。

夏越祭用に、前日老人クラブの皆さんで作られたのだとか。

神社に参拝する前にこの輪っかをまず左回りに1回、次に右回りに1回、
最後にもう一度左回りに1回くぐります。

持参したお札をお神酒で浸された桶の中に奉納し、
二礼二拍手一礼で参拝後、お神酒をいただきます。


神事でありながら、神主さんだけでなく総務区や老人クラブなど、
地域全体で神事を執り行う。
そこに地域を大切にする温かい心がある気がしました。

こういう行事がずっとずっと続いてほしいですね。
「信じる」という行為の尊さを伝え続けるために。