城川町の伝統芸能に鹿踊りがあります。
毎年秋に神社に奉納されます。
地区によって鹿の数に差があるようで、
窪野は「八つ鹿」、遊子川は「七鹿」、予子林では「六つ鹿」、惣川、男河内では「五つ鹿」
となっています。
元は奥州は伊達家により伝わるものがこの地域に伝わり、
村から村へ伝承する際に、鹿の数を一つ減らさないと教えない、
とのことから一つづつ鹿の数が減っていったのだそうです。
実際にその鹿踊りをまだ見たことはないのですが、
写真を見る限り、獅子踊りの面を鹿の頭に変えたような感じ。
遊子川の鹿の面は長年の使用により損傷が激しく、
今年、修復作業を行いました。
修復前の面を見ていないのでどの程度修復されたのかはよく分かりませんが、
修復後の面を見るかぎりはほぼ新品。
今日は新しくなった面に覆いの布を取り付ける作業をお手伝いしました。
裁縫仕事は苦手なんだけどな。
まあ、それでもなんでもやってみなくちゃね。
はじめての作業でも、これも工作の一種だと思えば、
大学での作業の延長みたいな感じで、なんとかやれそうな気がしてきた。
なれない針仕事に四苦八苦しながら、
なんとか一頭分の面に覆いを取り付けました。
取付後の写真を撮り忘れたのが残念。
この伝統的な踊りも過疎化の影響を受けて年々踊り手が減り、
踊りの伝承が危ぶまれています。
七鹿踊りの保存・伝承も地域おこし活動の一環といえます。
今年は、まずはビデオに撮って、
動画記録として残そうと思います。
できるところからコツコツと。
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