学生時代の運動会の記憶はあまりない。
それなりに規模の大きなマンモス校だったので、
生徒の数は多かったけれど、親が自営業だったので、
仕事が忙しく、応援に来てもらった記憶もない。
応援合戦や、組体操、フォークダンス、玉入れ、綱引き、...
それなりにやったような気がするけれど、
大して運動神経も良くなかったから成績もパットせず、
僕の中では運動会が楽しかった、という記憶は薄い。
そんな自分が再び運動会に出ることになるなんて。
いまだに子の親にも慣れていないのに。
遊子川地区の大運動会が開催されました。
前日まですごい雨で準備もできず、開催が危ぶまれたけど、
当日はなんとか雨も上がり、無事開催出来る運びとなりました。
僕は三種目出場しましたが、日頃の運動不足が祟り、
めちゃくちゃ疲れた。
でも楽しかった。
運動会って楽しいものなんだ。
遊子川小学校の全校生徒数は10人。
生徒だけではあまりに寂しいので、遊子川では、
地域全体で運動会を盛り上げます。
生徒だけでなく、大人も競技に参加します。
生徒は紅白対抗、大人は地区対抗で競います。
まずは念入りに準備運動。
定番の玉入れ。
大人も頑張って玉入れ。
これまた定番の綱引き。
バランスをとりながら走る!
縄跳びをしながら走る!
竹カップを履いて走る!
竹馬に乗って走る!
前日までの雨でグランドコンディションが悪く、苦戦してました。
ムカデ競争で走る!
遊子川音頭を踊る!
親子で踊る!
晴れの舞台で着飾って踊る!
グランドコンディショナー。
前日までの雨で、グランドは荒れ気味。
そして、ひたすら走る!
大人も走る!
汗をかいた後は慰労会。
右端の坊主は酔っ払ってません、しっかりシラフです。
今回、はじめて各地区で行われている慰労会をハシゴしました。
これもお酒が入ってないからこそできること。
いろんな人と話ができて、輪が広げられた気がします。
お酒でのコミュニケーションが大事であることを否定する気はありません。
ただ、「飲まなきゃはじまらない」という意識・風習は、
お酒が極度に弱い人間としてはどうしても賛同できない。
飲めない人が飲める人に対して、恐れ入るような姿勢をとるのもおかしいと思います。
お酒が入ることで開放的な気分になり、腹を割って話せる、というのは分かる。
ただ、世の中には酒が入れば開放的になるどころか、苦痛に感じる人間だっている。
飲めなくとも、腹を割って話すことはできる。
そのことを理解して欲しいと思います。
ただ、そのことをダイレクトに伝える気はありません。
言葉は思ってる以上に伝える力に乏しいからです。
言っても反発を食らうだけ。
にもかかわらず、このブログで書いているのは、
ここが「じっくり考える」ことができる場だと思うから。
会話は瞬間的なもの。
入ってきた情報に対して「とりあえず」の対応しかできません。
一方、「読む」という行為は自分なりのペースでのものごとを考え、整理することができます。
ものごとの本質はそういう時に見えてくるものだと思う。
過疎問題に対して、経済的な方策を考えるのは至極自然なことだと思います。
しかしそれはやはりダイレクトで瞬間的なものです。
そのような「刺激」を与えることも重要かもしれないけど、
一方で、人の「考え方」が過疎問題を引き起こしているように僕には見えます。
より良い社会のあり方について考えてもらう「啓蒙」活動も必要だと思う。
地域おこしに関心を持ってもらうこと。
「魅力を伝える」こと同様、このブログの重要な目的でもあります。
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