【四国西予ジオパークロゴその2(あくまで個人的な素案)】
ジオパークの講演を聴きに宇和の愛媛県歴史文化博物館(歴博)へ行ってきました。
黒瀬川構造帯という貴重な地質を有している、ということで、
西予市では地域化活性化対策の一つとして、ジオパーク推進室を設置して
日本ジオパーク認定を目指しております。
今回は、講師に日本ジオパーク委員会事務局の方と、
昨年四国ではじめて世界ジオパークに認定された室戸ジオパークの専門員による講演で、
ジオパークの基礎と現場の両面からの解説でジオパークに対する理解を深めることができました。
正直なところ世間のジオパークに対する認知度・理解度はまだまだ低い。
世界ジオパークネットワークはユネスコ支援に元順調に発展しており、
そのうちユネスコの正式機関となる日も近い、と言われているようですが、
世界遺産に比べるとまだまだこれから、という段階。
ジオパーク認定を受けたからといって劇的に何かが変わる、というものではなく、
認定向けて地域が一丸となって取り組むことに意味がありそうです。
ジオパークは場所ではなく、場所の特性を活かした「人の活動」に対して評価されるものだから。
現在、日本には日本ジオパーク認定を受けた場所は20ヶ所。
そのうち世界ジオパーク認定を受けた場所は五カ所。
洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、そして室戸。
とくに身近に世界ジオパーク認定を受けた場所があるというのは心強い。
しかも昨年認定されたばかり、とあっては認定までのプロセスを学ぶにも良いタイミング。
身近に黒瀬川があるといっても、遊子川は少し外れている(?)ので、
僕自身は特にジオパークに直接携わっている、というわけではないけれど、
やはりその土地の特質から地域の活動を盛り上げていく、という観点は
まさに地域おこしそのもので、身近にこういう活動があるのであれば、
関わっておくことは決して現在の活動にマイナスにはならないと思い、
折を見てちょくちょく顔を出させていただいてます。
勝手にロゴマークを考えたりもして。
固有の台地(Rock)に固有の自然(Green)が形成され、固有の産業(Cafe)が育ってゆく。
ジオパークはそんな地域独自の魅力をイメージ化するものだと思います。
ほとんどノリで作ったのですが、
ジオパーク推進室の方には意外と気に入っていただいて、
いろいろこうしてほしい、とか注文をいただいて少しづつブラッシュアップしてます。
ゆくゆくは世界ジオパークも視野に入れて国際的に通用するものとして、
日本語表示をやめて、全部英語にしてみました。
また、最初に作ったものは平面的すぎるので、
立体的な第二バージョンも作ってみました。(冒頭画像)
これからジオパーク推進室に提案してみようと思います。
ロゴを作ってみてふと思ったのは、西予ならではのキャッチコピーがまだないなあ、と。
西予市の特色を一言で言えばどういうことなのか。
その詰めを今後はしていかなければならないのでしょうか。
現地の案内板のデザインとかもやらせてもらえたらいいなあ。
それもアピールしてみるか。
こちらでのデザイン活動の礎にできるかもしれないし。
まだまだこれから、という段階であることは、
逆に言えば、自分たちなりのジオパークを作れるチャンスともとれます。
念ずれば花開く。
第6番目の世界ジオパークとして、西予市が発展すればいいなあ。
夏休みは馬路村の魚梁瀬杉を見に行こうと思っているのですが、
ちょっと足を伸ばして室戸にも行ってみようかな...
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