城川の茶堂、都会へ。

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新聞ネタが続きます。

本日の愛媛新聞。


西予市城川町の茶堂群。
元は四国八十八ヶ所霊場巡礼者を接待するために建てられたものだそうです。

基本的に数メートル四方の隅に四本の柱が立ち、その上に三角屋根が乗っかっている、
というシンプルなものですが、茶堂によって屋根が茅葺きだったり、瓦だったりと
様々な個性があり、いろいろ見ていると面白いです。

車社会の発達と共に接待は失くなってしまいましたが、
その名残としての地域行事が残っているところもあります。


その茶堂が関東は横浜に建ちました。

マンションの中に佇む茶堂は田舎にある茶堂とはまた違った趣がありますが、
城川の茶堂の良いアピールになると思います。

こういう良い文化がこの地域にはたくさんある。
その良さをもっともっとたくさん伝えたい。


城川の茶堂をいくつかご紹介。
...どうしても遊子川メインになりますが。


遊子川・南平の茶堂。

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遊子川・下遊子の茶堂。

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遊子川・平岩の茶堂。

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遊子川・泉田の茶堂。

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窪野地区の三上茶堂の接待行事。

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窪野・三滝渓谷の茶堂。

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高野子・クアテルメ宝泉坊の隣にある茶堂。

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これらはほんの一部で、城川には全部で51もの茶堂があります。

全部撮りためてアルバムにしてみるのもいいかも。

ユスモクで新しい茶堂を作ってみたい、という密やかな野望も。


茶堂には茶室と同じく小宇宙がある。
この素晴らしい文化を伝えていかなきゃね。