NHKの城川オリンピック放送を見て、
竹馬のつくり方を教えてほしい、との問い合わせが公民館にありました。
そこで、竹馬をつくることのできる人に来てもらい、
実際に竹馬を作ってもらいました。
その作業を手伝いながらつくりかたを教えてもらい、
「竹馬のつくりかた」マニュアルを作成しました。
どうせならより多くの人に読んでもらいたい、と思い、
丁寧につくりこみました。
田舎でもこういう竹馬をつくれる人が少なくなっているみたいで、
こういうマニュアル作りは伝統技能の保存に貢献できると思います。
良いものは語り継いでいかなきゃ。
さあ、みんなも竹馬作って竹馬の友を作ろう!...なんてね。
必要なもの。
持ち手の竹と足場の竹、それらを縛るための番線。
そして、柄鎌、鉋、鋸、ペンチ、プライアー、電動ドリル、ガスバーナーなどの工具。
ポイントは持ち手の竹の一端は根部を含むこと。
根部には空洞部がないため地面接地部での強度が保てるのです。
まずは足場の竹を仮止めします。
足場の竹は細い竹の両端を角材で挟みます。
足場の竹が動かないように番線で固定します。
持ち手の竹の節を鉋で滑らかにして...
最後の仕上げに持ち手の竹をバーナーで炙って磨きます。
防腐処理をほどこし、中の水分をとばすことで軽量化するのと同時に、
さわり心地を良くします。
最後に足場を固定している番線の締め具合を調整してできあがり!
竹馬に乗る主事さん。
竹馬に乗る棟梁。
作るのも乗るのも簡単なように見えてけっこう大変です。
できあがった竹馬はサンプルとして先方に贈る予定。
伝統技能保存活動のきっかけを与えてくれた事に感謝。
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