初日

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この記事を書いている時点で、すでに着任一週間が経過しているわけですが、
何事も最初が肝心、ということで思い起こしながら、初日を振り返って見たいと思います。


東京の住宅を4/21(木)に引き払い、
引越し屋さんが現地に到着するするのが、翌火曜日ということで、
週末はひとまず実家の広島に戻り、一休み。
4/25(月)に呉から松山へフェリーで渡り、その日は松山市内のビジネスホテルに宿泊。
現地の最寄り駅はJR伊讃線の卯之町駅なのですが、卯之町駅には安い宿がないのです。
まあ、松山には道後温泉があるので泊まるのにはもってこいなのですが。

翌26日火曜日。
松山から電車で卯之町へ移動。
特急で1時間ほど。
ただ、今後は市から自動車が貸与されるので、電車に乗ることはしばらくないと思われます。

卯之町の駅そばに西予市役所本庁があり、
まずはそこで転入をはじめとした諸々の諸手続。
その後、新居の照明を購入しにホームセンターへ。
現地に行ってしまうとお店がほとんどないため、卯之町近辺でお買い物。

その後、城川支所近辺の近くにある銀行にて給与用口座の開設、
その後、城川支所にて、関係者の方々へのご挨拶。

13時ごろ、新居到着。
引越しの荷物の搬入、新居入居手続。
18時半ごろまで荷物の開梱、片付け作業。
18時半から同地区に就任される小学校の先生方と一緒に歓迎会。


さっそく田舎の洗礼を受けました。
田舎の人は豪快に飲みます。
飲んで当たり前、酒が進むと、自分の杯の酒を空っぽにして相手に渡し、
渡された方も注がれた酒を飲み干す。
これを「さす」と呼ぶそうです。

下戸な自分にはさすがに「さす」のはまだまだ無理そうですが、
鍛えられそうです。


ううむ、先が思いやられる。
が、やっぱりコミュニケーションの基本がここにはある気がします。


到着日の翌27日から勤務開始。
...といっても最初は右も左も分からない状況。


雇用の形態としては、西予市長から委嘱されて採用となります。
といっても、もちろん市長が直接の上司になるわけではなく、
市役所(本庁)に地域おこしを担当する部署があって、
諸隊員の管理、活動内容の把握、諸連絡、諸手続等を統括します。
ただ、業務内容についての指示はなく、隊員に一任されます。

といっても、土地勘もない、コネもないゼロの状態で、
隊員一人では何もできるわけもなく。
では、どうやって隊員は活動していくのか。

隊員は基本的には担当地区の公民館に配属になります。
公民館は地域活動の要となる拠点です。
自治会など住民活動をサポートします。
隊員は公民館勤務の方々のお手伝いをしながら、地域活動を把握してゆきます。
つまり公民館の方々が仕事面での上司にあたります。
実際、今はこの公民館の方々に頼りっぱなしです。

地域には年代や目的によってさまざまな活動団体が存在します。
そしてとにかく地域行事が多い。
まずはこの地域行事に参加して、住民の方々の顔と名前を覚え、地域の特性を把握する。
それが当面の仕事になると思われます。

あとは自主活動として、活動の情報発信。
当面はこのブログにあたるわけですが、
外部に対して、田舎での暮らし、地域おこしの実情、地域おこし協力隊の実情を発信していきます。


現在の状況としてはこんなところでしょうか。

過疎化地域の活性化という根の深い問題に対して、
自分ひとりで何ができるのか、という不安はありますが、
一日でも早く地域に馴染み、地域全体で大きな問題に取り組んでいく、
という前向きな気持ちで頑張っていきたいと思います。