冷静と情熱のあいだ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Florence-Duomo.jpg


今週末から友人3人がそれぞれ別の国へと旅立つ。
一人はアメリカ、一人はタイ、そしてもう一人はイタリアへ。
奇妙な偶然といえば偶然。

イタリアへ行くという友人はローマとフィレンツェへ。
そう、フィレンツェといえば「冷静と情熱のあいだ」。

辻仁成の男の視点から語られた「Blu」、
江國香織の女性の視点から語られた「Rosso」の2巻構成が
発刊当初は話題をよんだものだ。

僕はこの小説二冊を読んで深く感銘を受けて、
映画の予告を見て、エンヤの壮厳な音楽とフィレンツェの美しい町並みに
いやがうえにも盛り上がって映画を観にいったのだけど...

残念ながら期待したものほど、というより正直落胆してしまった。
ケリー・チャンの葵は違うだろ...。

映画公開は2001年のことであれからもう4年が経つんだなと、
しみじみ思ってしまいました。

あの頃、僕は幸せだった。
...しかし、僕は愛を知らなかった。

主人公の「順正」という名前がすごく好きで、
原作を読んだ当初は将来自分の子供ができたら
絶対「順正」ってつけるんだ、って本気で思ったほど。

一方ヒロインの「葵」という名前も素敵だな、
と今にしてみればそう思うのだけど、
なぜ「順正」のほうに強い思い入れがあるのか、
今になって考えてみるけれど、それはよく分からない。

細かいディテールはもう忘れてしまっている。
友達のローマ行きを聞いてもう一度読みたくなった。

今はもう小説は手元になかったので本屋で探してみると...
偶然にもハードカバー版が2巻置いてある。
安い文庫版でよかったけれど在庫がなかった。

まだ読みかけの本があるというのに、
なんかどうしても読みたくて勢いで買ってしまいました。

まさかがっかりした映画のDVDは買わないとは思うけど、
ちょっとだけ大人になれた今なら映画版も
楽しむことができるんじゃないか...


ふとそんな気もするわけで。

(2006/02/01 drecomより移動、修正)
(2009/08/13 修正)