今年もクリスマスは一人。
友達10人に声をかければ一人くらいはつきあってくれそうな気もするけど、
そこまでする気力もない。
クリスマスみたいな企業の戦略イベントなんてものは大嫌いだけど。
...やはりこの時期に一人でいるのは寂しい。
クリスマスも終わりを告げようとする夜中に、
ぎりぎりサンタからのプレゼントが届いた。
...妹からの電話。
妹と1時間ほど話した。
同じ環境で15年ほど育ったけど、
同じ血を引いていても男と女とではこうも感受するものが違うのか。
僕と妹はそれほど個性が違う。
それでもやっぱり僕等は兄妹なんだ。
僕は場所に故郷を求め、彼女は父に故郷を求めた。
妹は苦しんでいるようだった。
兄として助けてやれない自分が情けなかった。
人は大地をアスファルトとコンクリートで覆い尽くした。
そこには人間以外が入り込む余地などないように思えた。
しかし自然は思っている以上にタフである。
思いもかけない場所から芽は出る。そして育つ。
僕も妹も。
きっと大樹になる。
...そう信じることが今の僕にできること。
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