リアリスト

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子供の頃は空想少年だった。

マンガを読んでは自分独自のヒーローを頭の中に思い描いてた。
強くてカッコイイ、女の子にモテモテのスーパーヒーローを妄想していた。
ある意味ロマンチストだったと思う。
...サンタは信じたことなかったけど。


それが今。
...僕は悲しいくらいリアリストだ。

ロマンチストからリアリストへ。
どこでどうスイッチが切り替わったのだろう。

子供の頃さんざん妄想したおかげでイメージはしょせんイメージ、
その先に繋がる現実はない、と悟ったのかもしれない。
視覚と聴覚でイメージの世界を繰り広げようとするグラフィックデザインが嫌いだ。
「触れる」ことで現実の中で感じることのできる世界を作りたい。
「想像」させるより、「創造」させたい。


ロマンチストの頃の僕はまさに「さなぎ」状態だった。
頭の中にイメージするだけでなにひとつ動かなかった。

ロマンチストという殻を破り、リアリストとという蝶になる。
どこに羽ばたいてゆくかはまだまだ見えない。


遅すぎる成長速度。
「大器晩成」という言葉を信じて亀の歩みで行くしかないね。