臆病が封じ込めるもの

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聞きたいと思っていた対談に行きそびれました。

睡眠のリズムが狂いに狂って夜起きて朝起きる、という毎日で、
その日も朝はかなりつらかったけど、
それでも支度して行けばぎりぎり間に合う、はずだった。

その支度のあいまになぜか洗濯をしてしまった。
それが時間的に余裕をなくしてしまうことが分かっていて。
そして案の定洗濯が終わった時点で、
かなり急がなければ間に合わない時間になった。

服も着替えて、支度は済んでいた。
でもなぜかぷつりと糸が切れて、2,3分ベッドに上で考えこんで、
行くのをやめた。そしてそのまま寝た。


...体調が悪かった。めんどくさかった。
それが理由といえば理由なのですが。
それだけならその後こんなに落ち込むことはないだろう。

臆病。
それが僕の中のなにかを封じ込めている。

臆病が感情を封じ込める。
臆病が行動を封じ込める。

本来僕の中にはもっと激しく動くものがあるのに。
僕を突き動かしているものが外に出るのを阻害する。
そんな気がする。

行動には理由のないものもある。
ふとした衝動、というものが誰にでもある。
理由なんて結局後付けのものなんだって分かっているのに。
理由のない行動に不安を感じてしまう。
なんでだろう。

自分の中で納得のできない部分があるとそこで止まってしまう。
逆に納得できればとことん突き進む。
継続力には自信はあるのだけど、そこに至るまでがまた長い。
指向性が鋭く、ベストポジションに調整するのは大変だけど、
一度調整が合ってしまえばその後は安定する、みたいな。

ここで難儀なのが、あまり外的要因に左右されない、ということ。
つまりは他人の話を聞かない、ってこと。
聞くにしても最初は懐疑的に捉えるから、
その助言を取り入れるまでに時間がかかる。
あの時言ってたのはこういうことなんだ、ってな具合で。
それまでは迷走しながらも自走して調整しようとする。
だから調整にえらく時間がかかる。
そして調整が終わらないうちは走り出そうとしない。
壊れるのがコワイから。

走りながら調整する、という方法もある。
そしてせちがない現代社会ではそうしなければ間に合わない、
ということがままある。

まあスローなリズムは最近では自分でも納得してきてるのだけど、
臆病なのは少しなんとかしたい。
まったくなくしてしまうのではなく、勇気と臆病を混在させたい。
そのバランスをとることが大切なんだと思う。

会社を辞められたのはひとつの勇気の形ではあるのだけど。

もっともっと形にしていかないと。