食わず嫌い

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二週間ほど前、友達とさしで飲みました。

他の友達と何人かで飲むことはよくあったけど、
彼女と二人で飲むのははじめてでした。
ほんとうはもう何人かと飲む予定だったのですが
都合悪くキャンセル。
つまり最初から二人きりで、というシチュエーションではなかった。

正直なところ僕は彼女に対して少し苦手意識を持っていました。
嫌いとか、嫌悪感とかではなく、波長が微妙に合わない。
そんなイメージを持っていました。
だから二人きりで飲むことになって逆に正直あせった。

彼女はとてもチャーミング。
明るくて前向きで、社交的で積極的。
自分は持ってないものでほしいと思っているものを
彼女はすべて持っている。

そんなところがたぶん苦手意識をもつ発端だったのかもしれません。

しかし...

さしで話してみると意外とスムーズに話せた。
話してみると、楽しいじゃないですか。
少しくらい波長がずれていても楽しく話せるものだ。
二人だと濃い話もできて、その内容もまたいろいろ
気づかせてくれるものがあったのだけどそれはまた別の機会に。

よく話もしないで先入観だけで僕は彼女に苦手意識を持っていた。
自分は話すのが苦手だとずっと思っていた。
実際話すのはそんなに得意ではないが嫌いではない。
たくさん話して「話すのは苦手」というならまだしも、
よく話もしないでそう思うのは単なる食わず嫌いだ。

僕はそういう"食わず嫌い"がじつに多い。
それはいかに人生損をしているか、最近よく分かるようになった。
食べてみればほんとうはおいしいのかもしれない、
話してみればほんとうは好きになれるのかもしれない、
だから僕は今話したい。

誰とでも気軽に話しているように見える彼女。
でも、実はとても人見知りなんだそうです。
とてもそうは見えません。
でもそう見えないのは彼女は人と接することの大切さを知っていて、
勇気を振り絞ったうえでのことなんだろうな。

少し彼女を尊敬しました。

食わず嫌い。
治さなきゃな。