ブログに書けること、書けないこと

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今月は更新頻度が良くないです。
ネタが尽きたのか、というとそういうわけでもありません。
今も僕の頭の中ではいろんな考えがぐるぐると、回っている。
しかしその考えがいつでもコンスタントに形にできるわけじゃない。
僕は小説家じゃない。

 -ブログは「ネットに公開される日記である」-

ブログに対してこういうイメージを持ってしまうと
ブログには自分の全てをなんでもかんでもさらけ出すべきなのか、
と考えるときもあります。
しかし、1年近くブログを続けてきて、僕はそれは違うと思った。

このブログには僕が考えていることのまだ半分も書かれていない。
しかしこのブログに書かれていることはまぎれもなく僕の一部だ。

僕は他人の視線が人一倍気になる性格なので
ブログが「誰もが見られるもの」ということは当然意識しながら
記事を書いているので当然表現にもその意識が反映されます。
それを「猫の皮をかぶる」と感じる人もいるかもしれない。
「それは本当のお前なのか」と問う人もいるかもしれない。
いや僕自身それを常に自問している。

しかし。
それでもやはりこのブログはまぎれもない僕自身なのです。

僕はそれほどできた人間ではない。
いつもかつも世の中にためになることを考えてるわけではないし、
時には非道徳的なことを考えてしまうこともある。
だから頭の中で考えていることをそのまんまブログに書いたら
たぶん不快な思いをする人がもっとたくさんでてくるだろう。

誰だって「負のフォース」はもっているのさ。
正義のヒーロー、スカイウォーカーだってもっている。
ただダースベーダーみたいに負のフォースに支配されるなってこと。

僕は人一倍他人の視線を気にして、
悪い印象を与えないように気をつける性格。
だから僕のブログには毒がない(...はず)。
毒を出さないように気をつけているから。
自分自身に毒がないわけではない。
それどころか実際の僕は毒だらけ。
僕を親しく知ってる人ほどそのことに激しく同意するはず。

毒のないブログは本当の私ではないのか?
答えはノー。
まぎれもなくそれも真実の自分。
ブログで何を書くか、何を表現するかはブロガー自身の自由。
そして僕は毒のない部分を選んだ。それだけ。
ブログで自分自身を全て吐き出す必要なないし、
それができるとも思わない。

ブログでは基本的には何を書いてもいいはずだけど
実際にはそうもいかない。

たとえ自分の思念を書くにしてもその思念が生じるまでには
経験があり、人との交わりがある。
人との交わり(できごと)を具体的に書いてしまうと
他人が迷惑を被る場合もある。

僕は人一倍臆病で自分が傷つくのが人一倍怖い。
そして他人を傷つけてしまうのも人一倍怖い。
だから僕は公の場に公開されるブログというものに
毒がつかないように細心の注意を払う。
それでも世の中にはいろんな考えを持ってる人がいて、
僕のブログを読んで不快になる人もいる。
実際ブログをここまでやってきてそれが分かった。

たまに「ブログをやって儲かった?」と聞く人がいます。
それなりの努力と工夫をすれば儲かるのでしょう。
しかし僕にとってはそれは当面の目的ではない。
もちろん儲かればいいなー的な願望はあるけど真剣じゃない。
希望的願望で儲かることができるほど世の中甘くない。

じゃあ何が目的なんだ?ときかれると言葉に詰まります。
自分でもよく分からない。
でもはっきりいえるのはその目的を見つけるために
僕は書き続けているということ。
そしてその行為は少なからず自分に与えるものがあるということ。

さしあたって自分がハッピーになるためにどうしたらいいかを考え、
その考えを発信してみんなはどう思うか知りたい。
そのために僕はネットに自分の「思い」を公開しています。
だからハッピーにはなれないだろうな、と思うことは書かない。
でも迷うときはとりあえず書くことにしています。
後で後悔したくないから。

書けること、書けないことがブログにはある。
そこが日記との大きな違い、なのかな。

みなさんはどうでしょうか。

(2006/02/17 drecomより移動、修正)