世界柔道。
谷亮子「金」。
男子がふがいない結果を出す中で、
柔ちゃんはしっかりやってくれました。
6連覇の後、産休のため1回欠場後の復活、
前人未到のV7。
これまでのライバル、新たに台頭してきた若手などの激戦区を
勝ち抜いての優勝。
本当に強いなあと思います。
ただ、優勝後の泣き顔をみて、
無敵のロボットが勝ったのではなく、人間が勝ち取った勝利なんだなあと
しみじみ。
多くのプレッシャーを受けながら、並々ならぬ努力をしてきた軌跡が
そこには見られました。
こういう勝利を人生一度で良いからつかみとりたいもの。
それにひきかえ男子のなんとふがいないことか。
日本ルールと国際ルールが微妙に違うからといって、
「こんなの柔道じゃない」発言。
日本人としてなんと恥ずかしいことか。
ポイントの積み重ねによるスポーツ的な側面があろうが、
一本をとる柔道にこだわっているならば、
その壁を乗り越えて豪快に一本をとってほしかった。
圧倒的な強さを見せつけてほしかった。
それでこそニッポン柔道なんじゃないのか。
倒されたからポイントをとられたんだ。
言い訳はするな。
弱いから負けたんだ。
世界的にスポーツライク化しているからといってその精神まで
スポーツライク化しないでほしい。
日本の国技としての誇りを持ってほしい。
日本人であるからこそ、あえて厳しい壁があるのだと思ってほしい。
同じ武道家として、ニッポン柔道の復活を願ってやみません。
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