気づけば2ヶ月記事を書いてません。
その状態が示すとおりの運動不足の日々。
合気道は月に1回のペース。
スキーはここ2,3年シーズンに月1,2回。
そして今年はついに準指導員の資格を放棄しました。
金はなくとも、せめて走るくらいはできようにそれもなし。
完全にアスリートモードはスリープ状態。
しかし人生そういう時期もある。
スキーの指導員は、2年に1回の研修を受けさえすれば、
実地で教えていなくても資格の維持が可能になっています。
うちのクラブにはそういうほとんど教えないのに
資格の維持だけはしている幽霊部員がたくさんいます。
資格の更新の取りまとめはクラブ単位で行うので、
若手の部員が幽霊部員のため四苦八苦しなければなりません。
かつて準指導員を目指していた頃、
自分はそういう幽霊部員にだけはなるまい、と思っていたのが
気が付けば自分自身幽霊部員になりかけていた。
教えもしないのに資格だけを維持していく...
その矛盾行為に気づきながらも、
一度つかんだ資格を手放すのが惜しかった。
かつて会社を辞めるときの状況になっていることに気づいたとき、
僕は資格を放棄することを決断しました。
臆病さが足を停める。
自分の中の臆病を認めたとき、
僕はその臆病をなくしてしまおうとは思わなくなった。
ただ同時にその臆病さと同じぶんだけの、
いやほんの少し多めの勇気を持てばよいのだ、ということに気づいた。
足を停める慎重さと足を進める大胆さの両方持ってこそ人は強くなれる。
また十分スキーができる日が必ず来る。
その時また教えたいと思うのなら、もう1回資格を取りなおせばいいのだ。
今はやるべきほかのことに集中する。
そのぶん運動頻度は減るけれど、
運動家としての、武道家としての気持ちだけは捨てないでいよう。
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