2007春合宿

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合気道部の合宿で山中湖へ。

今回は受審者が3名だけで、しかも弐段以上の受審者いなかったので
盛り上がりにかけるといえばかけていましたが、
それでもまあ、受審者はみな頑張っていました。


今回の合宿は僕にとっては一つの区切りでした。

暖冬だった今シーズンも春間近になって急激な冷え込み。
1日目はなんと雪。あたり一面雪景色。当然富士山も見えず。

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[宿からすぐ近くの山中湖畔。晴れてれば富士山がくっきり見えるはずが...]

寒い、寒いといいながらも稽古がはじまってみると、
ものの30分で身体はぽっかぽか。

2日目はうって変わっての快晴。
富士山もキレイくっきり。

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[上の画像と同じ場所。キレイな富士山がくっきり]


道場移転の記事でも書いたけど。

どんなに合気道が好きでもそればっかりするわけにもいかない。
合気道という1本道だけを進むわけにはいかない。
同時に進まなければならない道が人には何本もある。
そしてそれぞれ同じ速度で走り続けることは難しい。
ある道では速度を速める一方で、別の道では速度を緩めなくてはならないときもある。

そしてそれは自分で決めたことだから。
自分で選んだ道で自分で決めたスピードだから。
僕は幸運なのかもしれません。


4月から夜学の大学がはじまり、月-土の週六日、
平日は夜、土曜は昼から夜にかけて授業がはいるため、
今後は通常の稽古はもちろん合宿に参加するのも難しくなります。

日曜の稽古も出れるときは出たいと思いますが、
課題やレポート、試験勉強などでつぶれる可能性もおおいにある。
なにより、食うために、学費を稼ぐために働かなければならない。
とにかくこれまでどおりコンスタントに稽古に参加できなくなるわけで。
なにも考えずにただ合気道に打ち込んでいればいい、という時は終わった。


これまでは畳の上の世界と畳の外の世界はまったくの別ものだった。
畳の上で学ぶことが、畳の外で生かされなかった。

人には必要だと思われるものが必要なときに与えられるものなのです。
大切なのはその機会を見逃さないこと。その機会から逃げないこと。

今回の一休みはデザインを学ぶため、という大義名分があるわけですが
今こうして考えてみると、けして合気道と無関係ではなかったように
思えてきました。

たとえ畳の上に立てる日数が減るにしても
僕の人生における合気道の優先順位が下がるわけじゃない。


合気道が大好きです。
でも僕は自分がまだ大好きになれない。
他人の能力を妬み、他人の性格を妬み、他人の境遇を妬む自分が嫌いです。
人はみな違う、という単純なことを受け入れきれていない自分が嫌いです。
自分を大好きになれない人間が他人を大好きになれるはずもない。


自分を大好きになるために。
他人を大好きになるために。

今後は畳の外での稽古に専念していきたいと思います。