指導員研修会

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今シーズン初滑り。
といってもお遊びではなく、準指導員資格を保持するための研修会。

場所は車山高原。
今年は暖冬で画像のごとく雪少なめ。
現時点で2斜面のみしか使えず。

そこへ500人もの指導員がゲレンデに立つことは混雑極まりないので
2グループに分かれて半分づつゲレンデ講習。
ゲレンデ講習を待つ間、食堂で理論講習。
事前に在京理論研修受けてるのにね。変な話。


世の中にはおかしいことがいっぱいあるよ。
そのおかげでつまらないこともある。

...けどそのおかげで面白いこともある。

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写真上: 今回泊まった宿。露天風呂からの景色はまさに絶景!
写真下: 宿前からの朝陽。遠くに富士山が望めます。


今から6年前に準指導員に合格しました。
3年がかり3回目のトライだった。

最初の年はダメ元でした。
それでも落ちると悔しくて、翌年はもっとのめりこんで練習した。
それでも翌年も落ちた。
そのときは本当に悔しくて、人目もはばからず泣いた。
めったに人前で泣かないのに。
大人になって人前で泣いた、数少ない時間だった。

そしてもっと一生懸命練習して、翌年ようやく合格。
その後3年間は僕を育ててくれたクラブの後進の指導に貢献。
もともとモーグルが好きだったので不整地での滑り方の指導に
力を入れてきました。微力だったけど、それなりに貢献したつもりです。


しかしその後は家庭のごたごたでスキーどころではなくなった。
以降3年間の総滑走日数は全盛期の1シーズンのそれと比べて
3分の1にも満たない。


それでもスキーは大好きだ。
僕はそれを感覚で覚えてきた。
本当は人にあれやこれや言ったり言われたりするのはあまり好きじゃない。
性格が素直じゃないから、人にあれやこれや言われて伸びるタイプでもない。
点数をつけたり、タイムを計って人と比べることにも興味はない。
スキーをしているときのあの感覚。それが好きなんだ。

朝一のピステンが入ったばかりの斜面を大回りで滑るときの快感。
新雪の中をふわふわ雪しぶきをあげて滑るときの快感。
こぶの中をリズムよく滑り降りていくときのあの快感。


あの楽しさを伝えたい。
それがスキー指導員の仕事だと思うのです。

今は優先させるべきほかの「仕事」があるけれど、
やはりスキーは一生続けたい。
地球温暖化が心配されているけれど、
雪が地球上からなくなるその日まで滑り続けたい。


できることをできる範囲で。
それが今流行の「スローライフ」ってやつじゃないかな...