見果てぬ夢

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1週間ほど前まではクーラーがんがんだったのに、
いつのまにか窓を開けていると底冷えしてしまう季節になりました。
もうすっかり秋ですね。

今回は合気道に関する「夢」について語りたいと思います。
僕には合気道に関して2つの夢があります。
一つはけしてかなうことのない夢。幻のようなもの。
もう一つはこう願うことが果たして正しいのかどうか。迷っているもの。

最初の一つは「自分の受身を取ってみたい」。
まさに幻です。
僕が僕である以上、僕の受身を僕が取ることは出来ないのだから。
ただ、合気道を14年間続けてきて、「いい取りはいい受けから」という
僕は僕なりの信念を持って、自分の受身に誇りをもって稽古に励んできました。
おかげで今ではそれなりに僕の受けを評価してくれる人もいるわけで。
もちろんやればやるほど突き詰めていきたくなるもので、
どんなに稽古を積んでも課題はなくならないもの。
それでも評価してくれる人がいれば、自分の受身を体験してみたいと思うのは
ごく自然なことではないでしょうか。
また、自分の受身を客観的に経験することで弱点克服にもなると思うのです。
といってもけしてかなうことのないものをあれこれ考えても仕方ないのですが^^;


もう一つの夢は「ベストパートナーさがし」です。
合気道は基本的に二人一組で稽古するものですが、ペアダンスなどのように
ただ一組のペアを決めるものではありません。
対峙する相手によって技の力加減、タイミング、速さ、「あたり」など
そのベストポイントはそれぞれ異なってきます。
いろんな人と組んで、人による違いを感じ、その人その人に
合わせていい稽古をすることが合気道の醍醐味であるといえます。


しかし。
人には相性というものがあるように合気道にもそれはある。
ぶっちゃけやりやすい相手、やりにくい相手が必ずいる。
よりいい稽古をするために十人十色の中から自分と最も相性のよい人を
探したくなるのも合気道家としてはまたごく自然な気持ちだと思うのです。
人によってやりやすい、やりにくいといってる時点でそれが未熟なのだ、
という指摘も分かるし、僕もそう思う。どんな相手ともいい稽古が
出来るようになるのが優れた合気道家だというのも納得できる。


それでも人生に一人伴侶が必要なように、合気道においても伴侶がほしい。
そう思うことは幻なのでしょうか...


さて、今日の夜から合宿です。
後輩の弐段審査のパートナーとして頑張ってきます!