［砧公園］
今週の世界遺産は「FROM THE SKY」。
文字通り空から地球を感じる30分。
かつて地球はPANGAEA（パンゲア）と呼ばれるたった1つの超大陸だった。
そこから気の遠くなるような歳月をかけて、地球は今の姿になった．．．
落差千メートルのアンヘルの滝。
巨大な地響きを立てて流れ落ちるイグアスの滝。
プレートとプレートがぶつかってかつて海の底だった部分が現在では
空に最も近い地上となったヒマラヤ。
悠久の時を越えて形成される美しい地球の素肌を眺めていると、
ほんの一瞬の栄光を争う人間の姿がむなしく見える。
地球から見れば、オリンピックでゴールドメダルを手にするアスリートも、
なんの取り柄もない平凡な一市民も微細なチリにすぎないのだろう。
．．．そう考えると他人のためじゃなく、他人の評価なんか気にせず、
自分のやりたいことをやり抜いて生きたいって思う。
心の奥底から沸き上がってくる、自らの衝動＝「本質」に従って生きるのが
最高の生き方だと思う。
その「本質」を知るために人は学び続けるのだと思う。
［砧公園］
夏休みも気付けばもう後半。
前半は家に引きこもって無為に過ごしてきたように感じてたけど、
久々にクラスメイトに会って話していて、少しずつ自分の本質が
見えはじめているんだなって思った。
もっともっと学びたい。建築を。
建築は職業としては制約が多く、年齢的にハンデがある自分には難しい、
ということが建築を学ぶことを躊躇させていた。
心の中の「本質」が叫ぶ声を押し殺そうとしていた。
生きるための手段と本質を無理矢理くっつけようとしていた。
．．．やっぱそれは違うよな。
もっともっと学びたい。
学んだことをどう使うか、なんてことは今はまだ考えたくない。
考えたくなったら考えよう。
もう十分人より遅れた人生を歩いてるんだから、今更あせってもしょーがない。
学びたいことを気の済むだけ学べる環境作りを心がけよう。
今は離ればなれになった五大陸も元は1つの超大陸だったように、
どんなことをしていても、元は1つのパンゲア＝本質だということを忘れないこと。
そうすればどんなことをしていても幸せを感じていられるんじゃないだろうか。
これぞ至高の幸福。