アクリル・フィン4

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acril_fin2.jpg


一気に集中して、一気に疲れるタイプです。


2年生最後の課題。
先生に助けられながら、気合いを入れて一気に作りあげました。

今週はハンズと学校の往復でした。
月・火と根詰めたら、水曜どっと疲れて1日寝込み、
木・金・土の後半3日で根詰めて、なんとか完成のめどが見えました。
日曜日はゆっくり休めそうです。
たぶんバタンキューだろうけど。

週明け月曜日に最終調整&写真撮影&プレゼン資料作り、
そして翌火曜が最終プレゼン。


今回も充実してたけど。

ものづくりってホント楽しいけど。

一方で、やればやるほど難しさを痛感する。

acril_fin_box.jpg


頭の中でいかに完成予想図を描けるか。
...それがキャリアの差として現れる。


いかにCADやCGが発達しようとも、
この広い世界にはCADやCGでは表現しきれない造形がまだまだある。
そして、
最後の最後のイメージは人間の頭の中にしっかり描かれなければならない。

しかし。
仮に頭の中でしっかりイメージができたとして。
そのイメージを現実のものにするのも、またキャリアの差として現れる。


単純な造形を形作るのにもえらく手間がかかる。
ただの箱を作るのにもまっすぐの線を切り出すことができない。
アクリルを透明にするために必要な地道な研磨作業。
アクリルの透明な面にフロストをかけるためのフラットベース(つや消し)が
キレイに仕上げられない。

やればやるほど頭の中の傷一つない見事なイメージが、
現実では無惨に崩れてゆく。
そのたびにめげそうになるけど、
一方では、ものづくりの面白さを感じる瞬間でもある。


現実で素材が形作られてゆく過程を知らなければ
頭の中に良いイメージ(完成図)が浮かぶわけがない。
だからプロダクトデザイナーは「ものづくり」を知っていなければならない。


それがこの2年間で学んで得たことかな。

これからもいろんな素材を触り、作っていきたいと思います。