平面スピーカー

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TBSの夢の扉という番組で平面スピーカーが紹介されていました。
開発したのはエフ・ピー・エス(FPS)という会社を興した堀昌司さんという
方だそうです。

8年もオーディオ製品を開発する部署にいながら
はじめてこの平面スピーカーの存在を知りました。

スピーカーは70年もの間コーン振動方式が主流でした。
平面スピーカーはその歴史を大きく変える発明なのです。

といっても平面スピーカーはより高音質に、という特性ではなく、
省スペース化を実現しながらも音の到達距離を従来よりも長く、
さらにより指向性を鋭く、という特性に注目した技術。

たとえば、駅のホームのスピーカーは駅のホームでは、
ホームの端から端まで聞こえてほしいけど、
駅の周辺の住宅街では聞こえてほしくない。
そんな用途に平面スピーカーは抜群に威力を発揮するのです。

そして驚くべくは騒音キャンセラー。
騒音源と逆相の音を発信して騒音を消してしまうというもの。
音に対して音を発するというまさに逆転の発想。
夜間の道路工事や鉄道線路間際での騒音対策に大変有効です。
まだ実験レベルではありますがかなりの効果が得られているようです。

そして究極の夢は飛行機の騒音を消すこと。

堀昌司さんの挑戦はまだまだ続きます。

僕の夢の扉はどこにあるのだろう...