え~~~~~~~~っ!!!
デザパラが終わっちゃうの!?
どうやら本当らしいです。
実際は来週視聴者が選ぶベストデザインの発表、で
幕を閉じるわけですが作品としては今回でおしまい。
2年半の放送期間で発表された作品は109。
煩悩の数より1つ多いというこの作品数はたまたま偶然なのか、
はたまた番組制作側の「デザインとは煩悩の連続の先に生まれる」、
というメッセージがこもっているのか。
最後の作品は最後にふさわしく「ゴールテープ」。
デザインしないデザイナー、ナガオカケンメイプロデュース。
姿かたちを変えることだけがデザインじゃない。
姿かたちを変えないこともデザインなんだ、という言葉には
なぜか説得力があります。
この番組は自分がデザインに触れるきっかけになった。
番組の最後に番組主宰の谷原章介がこう結んでいます。
「すでにあるものを見つめなおし、あらためてデザインのメスを入れる。
しかし僕がやりたかったことは、新しく創りかえることではありません。
この行為を通して地球上に存在するすべてのデザインに
エールを贈りたかったのです。
人間が創りあげた形それぞれに、それぞれの"理由"があります。
何の意味もない形など、一つもないのです。」
しかし僕がやりたかったことは、新しく創りかえることではありません。
この行為を通して地球上に存在するすべてのデザインに
エールを贈りたかったのです。
人間が創りあげた形それぞれに、それぞれの"理由"があります。
何の意味もない形など、一つもないのです。」
人間はとかく「理由」をつけたがる動物だ。
そこが他の動物と違うところなのでしょう。
犬にも感情はある。でも自分が「なぜ」生きてるか、なんて考えることはない。
中には理由をつけても何の実益にならないこともある。
それでも理由をつけたがるのは、僕らが人間だから。
誰しも自我の世界からは抜け出れないのに、それでもその「理由」を
みんなで共有しようとする。それが「幸せ」だと思うから。
幸せになりたいから人はコミュニケーションをとろうとする。
そのコミュニケーションの手段を考えることがデザインだと僕は思う。
そのことをこの番組は僕に教えてくれた。
デザパラ万歳。
これまでありがとう。
パーマネントコレクションは絶対見に行かなくちゃ。