コンパクト建築設計資料集成

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

41GMDNW124L__SL500_AA240_.jpg

この本をAmazonで買う


  「お前らに足らんもんはスペースの感覚じゃ、ボケっ!」


...といって先生が教えてくれた一冊。

...実際はもっと優しく言ってくれたけれど。


先生は東京藝大の出身なのですが、
学生の頃必須で買わされた本なのだとか。


建築に必要な基本要素はスペースの「感覚」。

100坪といったらどれだけの広さなのか。
机の平均的な最適高さは何cmくらいなのか。


頭の中で建物を組み立てていくための現実的なスケール感覚が僕らにはまだない。

その未熟なスケール感覚や知識を補ってくれるのがこの本なのです。

Amazonでみたら、中古で3,800円程度。

ちょっと躊躇したけどこれから建築をやるならば、
いずれはそろえなければならないもの。

...買っちゃいました。


「コンパクト」という接頭辞がつくのは各ジャンルに分類された拡張版13冊を、
一冊にまとめたコンパクト版だから。

今後の課題制作に役立てていきたいと思います。


閑話休題。


後期になって、新しくSCコースに入ってきた2年生の歓迎会がありました。
...2年生の発案で。^^;

今年の2年生は元気です。
なにかをやり遂げるのに一番必要なエネルギーをもっています。

東京藝大は縦のつながりが厚いそうですが、
うちの学校はどちらかというと...というより、はっきり言って弱い。

それを風習だと言ってあきらめてしまうのは簡単だけど、
本当にそれでいいのだろうか。


風習なんていくらだって変えられる...必要であれば。
それを新2年生は教えてくれました。
歓迎会に来てくれてありがとう、言ってたけど、こちらこそありがとう、です。


同級生たちはけっこうマメにこのブログを読んでくれてるみたいです。
そして意外なことに先生たちも。
ブログは口ではなかなか言えないことを形にできるわけですが、
僕は別にそれをこそこそ陰に隠れてやりたいわけじゃない。

直接話す、というもっとも原始的だけどもっとも強力なコミュニケーション手段を
補うためのきっかけとしてこのブログを書いています。
知人はもちろん、会ったこともないネットの向こうの人たちにも
いつかは出会えるかもしれない、という期待を持って。

だから周囲に公言しているわけですが、
これまでは「ブログ読んだよ~」という声は聞いても、
そのブログの内容について言及してくる人はあまりいなかった。

昨日熱心にブログの内容について思うことを語ってくれたばかりか、
僕の書く文章が好きだ、と言ってくれる同級生がいた。


...素直にとても嬉しかった。


日記は続かないタイプだ。

自分のための備忘録とは言っても、オープンにしているからブログは続けられる。
誰かが読んでいる、と思うから少しでも読みやすい文章にしようと、
内容を整理して文章を推敲する。

人一倍エゴが強く、自分大好き人間だけど、
自分は「人」だから、、やっぱり人が好きなんだ。

そこに素質の程度はともかく自分がデザインや建築にかじりついている根拠がある。

それならやっぱり他人のことを考え続けなきゃね。


...元気をもらった夜でした。