Tadaoh! Blog

日本発のオープンソースのSNSを見つけました。それが「affelio」。
まだ見つけたばかりでよくその仕組みが分かってないのですが、mixiやGREE
などとは一線を画したSNSのようです。

mixiやGREEはSNSプロバイダがシステムを一元管理し、ユーザスペースも
プロバイダが一元的に提供します。複数SNSに入っている場合は各SNS間に
相関はなく、個別利用になります。そのため現状でこれらのSNSを複数利用
するメリットはあまりありません。

対してAffelioはSNSソフトウェアをユーザが任意サーバにインストールして、
各ユーザのマイページを持ちます。マイページには各SNSのマイページ情報
があって一元管理できるようになっているみたいです。

要するにSNSのポータルサイトを自分で持つ、といったイメージなのでしょうか。
これはけっこう便利だと私は思います。複数ブログを持つのが当たり前に
なってきた昨今、複数のSNSを利用する人も珍しくなくなっています。
目的や用途に応じてSNSを使い分けることはコミュニケーションの効率化に
とても有効だと思います。

同様にブログのポータル管理アプリケーションというものがあると便利だと
思うのは私だけでしょうか。

AffelioはCGI/perlで動くようです。
幸いなことに私が利用しているレンサバ「XREA」でのインストール方法も
書かれていることだし、いっちょ試してみますか。（まだ試してないのかよっ）

ひとつ欠点としては「パワーユーザ」しか利用できないこと、でしょうか。
サーバにこういったソフトインストールして設定する、という作業は
一般人にとってはまだまだ大きな壁といえます。

広く普及させたければインストール作業の簡素化は不可欠でしょう。
「誰でも簡単に利用できること」、これとても大事。

ま、逆にインストール・導入作業をサポートする、というビジネスモデルも
考えられるといっちゃあ考えられるんですけどね。でもやはり利用ユーザの
幅を制限してしまうわけで。こういうコミュニケーションツールは導入は簡単に
できた前提でそれからツールの有効活用方法を考えるべきだと私は思います。
mixiはそれができてるからこんなにも普及が進んだのではないでしょうか。
逆にXOOPSはそれができないからなかなか普及が進まないわけで。

「できる人だけ使ってね」、では普及はしないわけで。
優れた技術やツールを誰でも簡単に使えるようにすること、それが優れた
エンジニアというものではないでしょうか。