実家での年末年始

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今回の年末年始は久しぶりに実家の広島で過ごしました。
しかも2週間近くも。
こんなに長く実家にいたのは二十歳で上京して以来はじめて。
実に15年ぶりのこと。

いろいろありました。
いろいろ思うこともあったけど、それはまた別記事で述べていくとして、
ここでは年末年始での出来事を辿ってみたいと思います。


あ、トップの画像は家の裏にある墓地へ向かう道でとった地元の山で、
「日ノ浦山(ひのうらざん)」といいます。

実家はこの日ノ浦山の麓にあります。

ここに二十歳まで暮らしました。

12/26 朝一の新幹線で広島へ。昼過ぎに実家へ到着。
12/27 祖父が通院&入院するというのでそのつきそい。
12/28,29 大掃除の手伝いをちょこちょこするも基本的にはのんびり。


そして...
12/30 もちつき。叔父の仕切りの下6ラウンド。きつかった~

まず釜でもち米を炊いて...
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臼でつきます。写真はつく前にお神酒をそなえているところ。
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そしてつきあがった餅。
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もちはあまり好きじゃないけどつきたての餅はまた格別。
砂糖醤油で食べたり、あんこを包んで食べたり。


そしてつつがなく新年を迎えました。
今年は年男ということで近所のお寺へ鐘突きにいってきました。
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しかし正月早々愛犬テツが急病で入院。
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一時は命の危機とまで危ぶまれたのですがなんとか峠は越えたみたい。
しかし事の発端が自分の過失によるところもあり、胸が痛むところ。
このことについてはまた別途書きます。


正月の夜、父が来ました。
(僕の実家は祖父母の家なのです。)
あまり、というかほとんど会話がなかった。
お互い意識しているのにうまく話せない、そんな感じでした。
まあ30年近く話してないんだからそれも無理からぬことかと。

んで2日の夜、妹の家で父と妹、甥っ子たちと夕食を共にしました。
父が僕たちを祖父母に預けて以来、はじめてのことじゃなかったかな。
昨日よりはいくぶん話せた。
心にたまっていたもののほんの一部しか話せなかったような気がするけど、
それでも大きな前進だった。

僕たちは30年経った今、ようやく家族らしい結びつきを取り戻そうとしていた。
すでに30年かかっているのだからいまさら急ぐことはないよね。


3日はまたのんびり、近所をぶらぶらしたり、読書したり、テレビ見たり。

4日はまた来客。面倒見のいい祖母に世話になった人たちがきて、
にぎやかな1日でした。

そして5日祖父の退院に付き添い。
心なしか少し元気になったように見えました。

そして翌6日東京に戻ってきました。
正直5日の時点で退屈なのと居場所のなさから実家での生活にうんざりだった。
しかし見送りに来てくれた祖母と甥っ子の姿を眺めながら、
新幹線の座席に座るとたまらない郷愁の想いがこみ上げてきた...


「故郷は遠くにありて思ふもの」


故郷を与えてくれた祖父母には感謝します。
しかしそこはやっぱり僕のいるべき場所じゃない。

残り少ない人生を過ごしている祖父母に僕ができることはなんだろう...

後悔しないうちになにかしてあげたいのだけど今は妙案が浮かばない。