MacのBluetoothキーボードの電池切れ。
せっかくなので繰り返し充電して使えるeneloopにしました。
説明書によれば1000回充電可能なので単3乾電池1本が50円としても、
4本で200円×1000で20万円相当が充電器つきで3千円なのだから
経済的にもかなりお得。
それにも増して4千個分の乾電池ゴミを軽減できることを考えれば
何より地球に優しい。
じつはこのeneloop、2006年グッドデザイン賞金賞受賞してます。
乾電池ニッケル水素充電池は過去にもあったはずですが、
製品に付属してるものが多く、ユーザーに選択余地がある状況とは
言えなかったと思います。
覚えやすいネーミングと、電池の価値を伝えるためのデザイン。
「繰り返し使える電池」の存在をユーザに強くアピールし、
選択の余地を与えることになった。
ここにデザインでできることのヒントが隠されている。
「デザイン-それは地球に残された最後の資源...」
デザパラの冒頭のナレーション。
最初それがどういうことなのか、よく分かりませんでした。
多摩美のデザインの先生が「不都合の真実」を薦めていました。
政治家なんてみんな利己的な人間ばかりだと思っていました。
最近東京に居ることへの疑問。
...ようやくデザインで僕がやりたいことが見えてきた気がする。
目の前にあるものを、目に見えるものを信じることは簡単だ。
しかし本当に大切なものは目に見えない奥深いところにあるも。
それを捜し当て、掘り出し、多くの人に見えやすいところに持ってくる。
それがデザインの役目ではないでしょうか。
僕の周りではまだ地球が危機に瀕しているなんてとても思えない。
たぶん多くの人もそうでしょう。
でも情報は入ってくる。
数々の異常気象。台風、地震、津波に温暖化。
人類の身勝手なエゴが確実に地球を破壊している。
僕たちはそれに気づき、地球の修復をせねばならない。
これからの世代に美しい地球を残さなければならない。
それを多くの人に伝え、選択の余地を与える。
長く使い、できるだけゴミを出さないモノを創る。
デザインはその一端を担うことができるはずだ。
ちなみにエネループの「USB専用充電器セット」が5/21に発売。
ますます便利になるeneloopですがまだ充電時間が長いのが難点。
30分でフル充電できるようになるといいんだけどなあ...