ユスモク・クラブ第4回・第5回

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ユスモク・クラブ第4回・第5回。
今回は2回にわたって、直径3メートルの木のドームづくりに挑戦しました。

講師は実際に愛媛県内で木のドームハウスづくりを手がけている、
ライフデザイン研究所の加藤さんとデザイン・ファームの越出さん。

球体の骨格は1947年にバックミンスター・フラーが発明した
「ジオデシック・ドーム」と呼ばれるものです。
発明者の名前で「フラー・ドーム」とも呼ばれます。
三角形のフレームで球体を擬似的に構成します。

三角形をより細かく、より多く使うことで、
球体に近づけていくことができるわけですが、
今回は80個の三角形で構成されるドームを作りました。

ただ三角形をつなぎ合わせる、といっても、
二種類の三角形を微妙な角度で接続していかねばならず、
フレームの設計から部材の加工までは講師の方にお願いし、
木工教室としては三角形のフレームをネジ止めして作成し、
その後それを組み上げる作業が主な内容となりました。

木で構成する空間といえば、在来工法による箱型の家がおなじみですが、
フラー・ドームでは空間を構成するものは箱だけではない、
ということが体感できます。


まずは基本となる三角形のフレーム作り。

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ひたすら角材をインパクト・ドライバーで接合していきます。
初回はこの作業に追われました。


作成した三角形のフレームを5つ組み合わせて五角形にします。

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さらにその五角形と三角形をつなげて半球にしていきます。

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半球を2個作って...

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1つをひっくり返して...

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2つの半球体を組み合わせて1つの球体へ!

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直径3メートルの球体は思った以上にデカイ!

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隣り合う三角形の辺同士をボルトでつないでいるのですが、

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頂点部は接着剤などは使用しておらず、圧縮力だけで安定するという不思議。


最後に記念写真。

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半球体では家やドームなど多用されてるようですが、
球体状での木のドームはあまりないとか。

今後はこのドームをどう使うかが課題ですが、
とりあえず11月の城川ふるさと祭りで実施予定の木工教室で展示する予定です。

良かったら見に来てください〜