僕は流行にさほど興味がない。
ファッション、食べ物はもちろん、ちょっと前までは好きだったガジェットにさえ
最近は興味を示さなくなってきた。
流行に興味がない、ということは変化に対して鈍感、ということではないだろうか。
流行に興味がない、ということはデザイナーにとっては致命的ではないだろうか。
なにより一番心配なのは流行に興味がない人間が
普遍的な本質を知ることができるのだろうか、ということ。
過剰な装飾が嫌いだ。
過剰な雑音が嫌いだ。
しかし。
装飾を知らずして余分な装飾を削ぎ落とし、
シンプルな美を追求することができるだろうか。
雑音を知らずして余分なノイズを削ぎ落とし、
安らかな静寂を求めることができるだろうか。
...停滞の時は続く。
しかし止まない雨はなく、明けない夜もない。
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