若い頃はバカをしたもんだ...

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やっと自宅のネットが開通。
新居整備着々と。

今日はちょっとした小話。
今から7,8年前のこと。
このときほど自分をアホだとおもった瞬間はないな...

当時僕は幕張の社員寮に住んでいました。
合気道に打ち込む日々(今も打ち込んでますが)。
合気道は基本的に護身術。
刃物をもった暴漢が襲ってきた場合の対処法なども時に練習したりする。
それが実際の場面で役に立つかどうかはまた別の話だけど。

とある夕方。
料理もしないのにふと包丁を持ち出す。
「包丁ってどう刺すと一番相手に痛手を負わせることができるのだろう?」
とそのときなぜか考えた。

やっぱり勢いつけて刺したほうがいいよな、
と包丁を持った手を頭上に上げ、
そしてそのまま後ろへ移動し、前へ突き出したとき...

  「!!!...」

右太腿に激痛が走りました。

なんとそこに包丁が刺さってる。

驚いてすぐさま包丁を抜いたら鮮血がどくどく...
すぐさま自分で119。
救急車が来るまでの間傷口の上をタオルで止血するも止まらず。
床に広がる血は凝固してネバネバ。

救急車が来てタンカに載せられ病院へ...
...向かう前に警察も来て事情聴取。
「どーしたの?」
僕が答えに窮したのはゆーまでもありません。

そりゃ当時は愛しい恋人もいなくてさびしい独身生活過ごしてたよ。
でも人生に絶望なんかこれっぽちもしちゃいなかった(今もしてないけど)。
やっぱアホだよ。

結局13針も縫って、その最中気持ちが悪くなってゲーゲー吐いて1週間入院。
入院したのも救急車に乗ったのも人生初めての経験でした。

救急車にはその後もう一度乗ることになりますが、
これまたおばかな話でそれはまたの機会に。

職場の人が見舞いに来ては不思議がり、
「女に刺されたんじゃないのー?」と今なお酒の肴にされたりします。

いやー若い頃はバカをしたもんだ...とはいいますが、
これほどおバカな奴もいないよな...

いまでは右大腿にうっすらとその時の痕跡が当時の面影を残すのみ。

どんな痛みもいずれは消える。


(2006/10/12 drecomより移動、修正)