メンタル・タフネス

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ワールドカップにウィンブルドン。
夜更かしな夜が続きます...

アメリー・モレスモー、シャラポワを破って決勝進出。
彼女にしてみれば長い道のりでした。
これまで準決勝の壁がどうしても破れなかった。
1セットアップのリードから逆転負けを連続して喫した。
精神面の弱さが指摘され、心理カウンセラーにかかったこともあるという。

インディアン系の風貌からして一見さぞや攻撃的なテニスを
するのかと思いきや、意外と守りのテニスをする。
若さにあふれ、ショットごとに気合をいれ、攻撃性を素直に
全面に押し出すシャラポワとは対照的。

なんか自分とオーバーラップする部分が多分にあって、
彼女が勝って決勝進出を決めたときはほんとうにうれしかった。

突出した才能があるわけでもない。
ここぞというときの集中力が弱い。
思うに彼女は臆病だと思うのです。
そして感情をなかなか素直に表現することができない。

なんか自分とよく似ている。
好調なときも、ほんとうにこのままでいいのだろうかと不安になる。
そして守りに入る。そして勝機を逃してしまう。
勝機は攻めなければ手に入れられない、って分かっているのに
怖くてなかなか手が出せない。

きっと彼女は何度も心の中で葛藤を繰り返したのだろう。

鈍感でいるより、センシティブにたくさんのストレスを受けながら、
悩むほうが幸せだと思う。
たとえそのときはツラクても、そこを通り抜けて得られる喜びは
何者にも変え難いものだと思えるから。

決勝はジュスティーヌ・エナン=アーデン。
なかなか強敵だけど頑張ってほしい。