先の先(せんのせん)

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気付けば2ヶ月近く更新が空いてしまいました。
連休、休暇と続いたため合気道もすっかりご無沙汰。

今日は実に2週間ぶりの稽古。
すごい頭痛がしていて一時は休もうかと思ったほどですが、
久々に稽古をしたいという想いが打ち勝って稽古してきました。
そうすると、動いてるうちはいいのですが、
立ち止まるとたちどころに頭痛がぶり返してくる。
なんとも今日もキツイ稽古でした。

...と前置きはここまでにしておいて。(なげー前置き)

合気道は基本的に「守り」の武道です。
相手の力を利用するので相手が責めてこなければ技がはじまりません。
それゆえ素人目には攻撃役の人が最初に動いてるように見えます。

しかし。
本当は攻撃される側が最初に仕掛けるのが合気道の極意の一つなのです。
攻撃せざるを得ないような状況にさせることが技の内なのです。
これを「先の先を制す」といいます。
攻撃してくることが分かるから対処も落ち着いてできる、というわけ。
どんな達人でも人間の反射速度だけで相手の攻撃をかわすには
限度があるのです。

「先の先」は普段の生活にも十分活用できるはず。
相手に仕掛けさせることができれば、相手がどう出るか読めるので
その流し方も自ずと見えてくるはず。
例えば気になるあの娘を振り向かせることなんかもちょろい...


...はずなのですが人生そんなに甘くない。
なかなか思うようには行かないものです。