文字の可読性

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友人のサイト作成を手伝っていて、またまた意見の衝突。

僕のネットサーフィンの環境。

  17インチSXGA(1280×1024)でOSはWinXP、
  ブラウザはIEエンジンのSleipnir、
  そして文字のサイズは通常"小"の設定

...でネットサーフィンしてるわけですが...

通常この設定で文字が小さすぎて文字が読みづらいページに
出会うことはあまりありません。
感覚的なところで日々見るページの1割程度といった具合です。
そしてそういうサイトに出くわすとけっこう不快になります。

文字サイズの設定を変える術を知っていても、
わざわざその作業をしなくてはならない。
例えその作業が簡単なものでも面倒に感じるものです。

だから僕がサイト作成するときは当然のごとく、
文字のサイズ"小"での最低限の可読性は確保しようと考えます。
ここでいう最低限のレベルは老眼で見えづらい、というレベルではなく、
文字がつぶれて判読が誰の眼にも難しい、というもの。

しかしここでまた衝突。
コーダー担当は、標準サイズでの見栄え、見易さを最優先させるべきで、
そのためにはサイズ"小"での見栄えは妥協すべきだと。

みなさんはどうですか?

そのコーダーいわく、フォントサイズ小の可読性を確保していないサイトは
大企業のサイトにもたくさんある、と。
例えばソニー生命とか。
トレンドマイクロなんてさらにおおっぴら。

しかしだからといってそれでよし、というものか。

確かにそういうサイトはたくさんある。
しかしフォントサイズ小の可読性を確保しているサイトも山ほどある。
それも事実です。

僕がよく見るサイトはGREEやmixiなどのコミュニティサイトや
CNETやIT mediaなどのようなニュースサイト。
より多くの人がアクセスするサイトが多い。
そのぶん可読性の確保には神経を使っているのかもしれません。

しかし企業のサイトもその神経の使いようが不要かといえば
けしてそんなことはないはず。
多くのユーザに訪れて欲しい、と思うなら標準フォントでの見栄え、見易さを
ベストにすることよりも、その10%でも犠牲にしてフォントサイズ"小"での
見栄えを確保するほうが多くのユーザのためになると思うのです。

僕にはソニー生命やトレンドマイクロのサイトは「いいサイト」には思えない。
たんに彼らはWebの効果に頼らなくとも、という強気があるだけ。

サイトオーナーの意思がそういうものなら仕方ないのかもしれないけど、
そういうサイトは作りたくないものです。モチベーションが下がる。

Webデザイナーなら「いいサイトが作りたい」。
僕はそう思う。