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夏草や 兵どもが 夢のあと  芭蕉


平泉に行ってきました。

平泉は大きく分ければ、駅から近い毛越寺エリアと、
駅からはちょっと離れている中尊寺エリアとに分かれます。

というわけで、まずは毛越寺エリアからレポート。


毛越寺エリアの現在はまさに芭蕉の句のごとし。
変に当時の在世を全再現するのではなく、
兵どもが失った「夢の跡」が忠実に再現されているのかな。


遺跡の正しい残り方ってこういうのではないだろうか。


カナダ大使館庭園【枡野俊明|東京都港区】

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カナダ大使館へ行ってきました。

...といってもカナダに用があったわけじゃない。
ナイアガラの滝やロッキーマウンテン、アラスカのオーロラなど行ってみたいと思うけど、
今の僕にはそんな余裕はない。


八王子で受講している授業、造園学の枡野俊明先生が手がけたガーデンが目当て。
セルリアンタワーに引き続き散策してきました。


銀座線青山一丁目より徒歩10分程度。
大使館が開いている間(平日9:00~17:30)であれば、
4階にあるガーデンへは自由に出入りできます。

ただ青山通りをはさんで目の前が赤坂御所で、
警備の都合上写真撮影は原則禁止。
ガーデンで写真を撮っていたら警備員にそう注意されたのですが、
撮った写真を没収するわけでもなく、そんなに厳格でもないみたい。


枯山水こそは、日本の心だと思っている節があった。
今でもそのイメージが消えたわけではないけれど、
その一方でどこか疑問というか、違和感を感じる部分が今はある。

その違和感はなんなのだろう...


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八王子で「造園学」という授業を受けてます。

日本庭園について学ぶのですが、
講師は枡野俊明、という住職でありながら造園家という一風変わった先生。

いつも作務衣に草履、という出で立ちで授業してます。
そして住職だけに話が上手い。
日本庭園の魅力を分かりやすく、飽きのこない口調で語ってくれます。


その枡野先生が手がけた庭の一つである、
渋谷のセルリアンタワーの日本庭園『閑坐庭』を見に行きました。

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クレマチスの丘。
ヴァンジ彫刻庭園美術館編。

ビュッフェ美術館エリアとヴァンジ彫刻庭園美術館エリアの間はバスで3分程度。
歩いていけなくもないですが、道に迷って断念。

イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの、
世界で唯一の個人美術館として、2002年に開館しました。
ヴァンジ氏は今もご存命で、精力的に活動されているみたいです。


今回のクレマチスの丘訪問はビュフェ美術館が目的で、
こちらの彫刻庭園美術館についてはヴァンジの名さえ知りませんでした。
つまりノーチェックだったわけですが、意外に良かった。

が、ヴァンジの作風自体はちょっと自分の好みじゃないかな。
ちょっとグロすぎる。
彫刻に色を塗った作品などは蝋人形みたいでチープになってしまう気がした。


彫刻庭園といえばイサム・ノグチのものを思い浮かべますが、
今、あらためて彼の偉大さが分かったような気がします。


クレマチスの丘1・ビュフェ美術館【静岡県長泉町】

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春休み最後の遠出にクレマチスの丘に行ってきました。

お目当てはビュフェ美術館と桜です。


本当は佐倉にある川村記念美術館のマーク・ロスコ展を見に行くつもりでした。
「佐倉で桜」を洒落込もうかな、と。

しかし先週の日曜美術館でビュフェの展示情報を見て、急遽こちらに変更。

新日曜美術館は今春からタイトルを「日曜美術館」に戻し、
キャスターも黒沢保裕アナ・檀ふみペアから、
姜 尚中・中條誠子アナへチェンジ。

黒沢アナの落ち着いたダンディーな声と檀さんのちょっとおとぼけた声の
組み合わせが妙に心地よくて好きだったんですが。
姜 尚中氏はちょっと口調がきつめ、中條アナがちょっと頼りなさげ、
というのがちょっとね...


まあとにかくそんなわけで春休み最後の朝、早起きして静岡は三島へ出発。

自由が丘で東横線に乗り換え横浜まで。
横浜から東海道線で熱海まで。
熱海でまた乗り換えて三島まで。

二時間ちょっと、と意外な近さです。
しかしSuicaは熱海までしか使えないのでご注意。

三島からは無料シャトルバスで25分程度。

クレマチスの丘はヴァンジ彫刻庭園のあるエリアと、
ビュフェ美術館、井上靖文学館のあるエリアの2つのエリアで構成。
チケットは3つのミュージアム共通チケットというのがあって、学生料金で1,300円。
メルマガを購読すると、200円割引されます。


まずは一番の目当てであるビュフェ美術館エリアへ。


ホテル椿山荘東京【東京都文京区】

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東京カテドラルを見に行ったついでに椿山荘に行ってきました。

目白通りをはさんだ東京カテドラルの向かいにあります。
前回東京カテドラルを見に行ったときには見向きもしなかったのですが。
けっこうな庭園があると聞いて今回寄ってみました。


椿山荘は敷地内に結婚式場、ホテルを有する宴会施設です。
日本陸軍の礎を築いた山縣有朋が椿が多く自生するこの場所を購入、「椿山荘」と命名しました。


茶道具取合せ展【五島美術館】

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大学の近くにある美術館。

今の家に引っ越してからというもの、
大学まで徒歩通学で、毎回この美術館のそばを通っていて、
いつか行きたいなあ...と思いつつ10ヶ月。

ようやく行くことができました。


本当は今日からはじまる大学の学内展を見に行く途中だったのですが、
美術館の前を通ると、行きたいと思っていた展示が今週末まで、
となっているのに気付き、無性に行きたくなったのでした。

金沢武家屋敷【石川県金沢市】

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金沢武家屋敷。

秋田とは違ってこぢんまりとしているけれど、それはそれで僕は好きです。


日本情緒溢れる街並みや庭園、家の造りは古き良き日本を未来へと
刻み続ける立体的な記録といえるのではないでしょうか。


特別名勝・金沢兼六園【石川県金沢市】

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岡山後楽園、水戸偕楽園に並ぶ日本三名園の一つ、金沢兼六園に行ってきました。
1985年に国の特別名勝に指定されています。
桂離宮と同じ池泉回遊式庭園。
見る角度によって様々な表情を見せてくれます。

金沢城跡21世紀美術館に隣接するこのトライアングルスポットは、
美しい金沢の街の中でも伝統的景観から未来的景観まで見せてくれる、
とりわけ魅力的な空間を形成しています。


金沢城公園(金沢城跡)【石川県金沢市】


金沢城跡は僕が知っている限り、一番キレイで居心地の良い城跡です。
...といっても僕が知っている城跡なんてそれほどないのだけれど。


天守閣は焼失してすでにないのだけど石垣がけっこう有名。
そして五十間長屋は実に美しい。

兼六園と並んで広く、開放的で緑が多い。

実に気分の良い場所です。


そんな金沢城跡の画像ライブラリ。


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金沢城跡に隣接する尾山神社。
後々知ったのですが、戦国大名の前田利家公とその奥方・お松の方が祀られているんですね。

金沢城跡兼六園などの名所の陰に隠れがちですが、ここも密かな名所です。

典型的な日本寺と思いきや、西洋のステンドグラスのある「神門」。
寺のそばには神の森のごとく深遠な森「神苑」。


いやー、イイです。


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念願の桂離宮へ行ってきました。

京都の桂川そばに建つ桂離宮は江戸時代初期から中期にかけて皇族・八条宮家の別邸として、
八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって造られました。
古書院を中心とした簡素な建築群と池泉回遊式の庭園によって構成されています。
昭和初期に来日したドイツ人建築家ブルーノ・タウトによってその魅力がクローズアップされ、
世界に広まるきっかけとなりました。


予約は1/9 10:00~ということで前日に京都入りして駅前のホテルに宿をとる。
翌日京都駅から市バス(33系統)に乗り、桂離宮前で下車。
8:45のバスに乗り9:10頃バス停下車。
そこから歩いて8分ほどで入口に到着。
受け付けは20分前からなので付近を散策して時間をつぶす。
20分前になって受付(予約票を渡すだけですが)をすると、
時間まで待合室で待機。待合室では桂離宮のビデオが流れてます。
待合室にはロッカーもあるので重い荷物も預けることが出来ます。


...そしていよいよ参観開始!
僕らのグループは、カップル3組と女性一人、男性一人(僕)の計8人。
ガイドの他に付き添いが一人つきます。

皇族の庭園らしくガイドさんの喋りも麻呂口調。
宮内庁の人ってみんなそうなのかな。


桂離宮参観申し込み!

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桂離宮との出会いはワタリウム美術館でのブルーノ・タウト展でした。
その後つい先日大学の講義で桂離宮の話が出て、
ますます行きたくなりました。

んでググって見ると、宮内庁のHPで参観申し込みができるではないですか!
しかし今年一杯はすでに定員一杯。
年明け早々にやっと1人空き枠を発見。
ダメ元で申し込んでみたところ...


2,3日後「参観許可」のメールが届きました!
なんともまああっさりと。
これはかなりの幸運なのか、はたまたこういうものなのか。

どちらにせよ、これはもうこの機会に行きなさいという神のお告げ。
これもセレンディピティ。

金銭的にキツイ時期ではありますが、
またとない機会かもしれないので行ってこようと思います!

気が早いですが、来年も良いスタートが切れそうです。

東京都庭園美術館【東京都港区】

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大学の先生の勧めで目黒にある東京都庭園美術館に行ってきました。

デザイン史でアール・デコについて学んでいたのですが、
この庭園美術館がアール・デコ調をよく残しているものとして紹介されました。
あともう一つ、品川にある原美術館もアール・デコみたいです。

元々は皇族のための邸宅を美術館として開放されたもの。
"庭園美術館"、とあるだけに美術館だけでなく、
その庭園もなかなか趣のある、いい感じのスポットとなっています。


建設年:1933年
基本設計:宮内省内匠寮・権藤要吉
内装デザイン:アンリ・ラパン

イサム・ノグチ庭園美術館【香川県牟礼町】

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日米混血の彫刻家イサム・ノグチは、
日本とアメリカに自らの作品を展示する庭園美術館をつくりました。

アメリカ・ニューヨークにあるノグチ・ミュージアム
イサム自らが生前に自身の作品を展示する場所として整備したものであるのに対し、
日本のイサム・ノグチ庭園美術館はイサムが生前に日本での制作場所(アトリエ)兼住居として
使用していた場所を美術館として整備したものになります。


今回、日本の庭園美術館へようやく訪れることができました。

場所は香川県牟礼町。
高松駅からことでんバスで30分ほどのところにあります。
見学には事前の予約が必要です。
10/3(火)13:00に予約。
午前中は隣町のセカチューのロケ地、庵治町を散策してました。

定刻に受付に行ってみると、平日昼間だというのに40人くらいの人。
すこし多めとのことですが、やっぱり有名な美術館なんだなー。

人数が多いので2グループに分かれて、それぞれ1時間ほどの
ツアー形式で見学、というスタイル。

ツアー参加者には上記写真中のパンフに貼ってあるシールが
配られ、服など見えやすいところに貼り付けます。
気をつけないとうっかり落ちてしまうので注意!
僕は何度も落として危うくなくしてしまうところでした^^;


The Garden Book ガーデン・ブック【国内編】

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The Garden Book

本屋さんで見つけた世界中のステキな庭園集。
2005年3月第1刷発行。

世界でもっとも影響力のある造園家ーデザイナー、パトロン、庭園所有者を500人選んで解説したもの。
実際ある庭園もあれば、絵とか文献だったりさまざま。

日本からも古くは慈照寺銀閣や鹿苑寺金閣、龍安寺石庭から
近代では安藤忠雄まで多くの庭園が紹介されています。

一生のうち晩年はこれぞという庭園で穏やかに過ごしたいものです。
この本の中にあるか、はたまた自分で築くのかは分からないけど
少なくとも晩年までにはこれぞというイメージが思い浮かぶように
たくさんの良い絵、いい風景を見たいと思います。


The Garden Book ガーデン・ブック【海外編】

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The Garden Book

本屋さんで見つけた世界中のステキな庭園集。
2005年3月第1刷発行。

世界でもっとも影響力のある造園家ーデザイナー、パトロン、庭園所有者を500人選んで解説したもの。
実際ある庭園もあれば、絵とか文献だったりさまざま。

日本からも古くは慈照寺銀閣や鹿苑寺金閣、龍安寺石庭から
近代では安藤忠雄まで多くの庭園が紹介されています。

自分のお気に入りは中国は承徳の避暑山荘かな。
いつか行きたいな。

一生のうち晩年はこれぞという庭園で穏やかに過ごしたいものです。
この本の中にあるか、はたまた自分で築くのかは分からないけど
少なくとも晩年までにはこれぞというイメージが思い浮かぶように
たくさんの良い絵、いい風景を見たいと思います。