好きな彫刻シリーズ第五弾。
コンスタンティン・ブランクーシ『接吻』。
完全な抽象ではないけれど、これまで紹介した彫刻作品に比べると
かなりデフォルメされています。
幾何学は人間に近いものなんだ。
...この作品を見てふとそんなことを感じました。
Architecture, Art, and sometimes Design.
好きな彫刻シリーズ第五弾。
コンスタンティン・ブランクーシ『接吻』。
完全な抽象ではないけれど、これまで紹介した彫刻作品に比べると
かなりデフォルメされています。
幾何学は人間に近いものなんだ。
...この作品を見てふとそんなことを感じました。
(出典:Wikipedia)
好きな彫刻シリーズ第四弾。
ベルニーニの「アポロンとダフネ」。
これも大学の授業で知りました。
恋する金の矢を射られたアポロンと、逆に相手を疎む鉛の矢を射られたダフネ。
追うアポロンと逃げるダフネ。
捕まりそうになったダフネは自らの身を変えることを望む...
...というギリシャ神話を表現したものですが、
自分が惹かれたのはその物語の内容ではない。
この彫刻のバランスがもたらす「調和」。
静止している像でありながら動きを感じさせる。
月桂樹になりかけているダフネをアポロンより上方へ置き、
アポロンの右手からダフネの両手へと流れる導線が
作品全体における対角線となっており、作品のバランスを保っている。
同時にこの導線が作品に動きを与える曲線になっている。
導線が作品全体に調和を与え、美しさを与えている。
いやはや素晴らしい。
(出典:Wikipedia)
好きな彫刻シリーズ第三弾。
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの「聖テレジアの法悦」。
(ローマ、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂)
バロック彫刻の最高傑作。
神に魅入られた聖女が浮かべる恍惚の表情。
絵画でも十分美しい光景なんだろうけど、
彫刻という三次元がこの作品をさらに神々しいものにしている。
聖女の聖衣のひだ。
聖女と天使に降り注ぐ光の矢。
究極のエクスタシーがここにある。
(出典:Wikipedia)
続いて好きな彫刻シリーズ第二弾。
ミケランジェロの「ピエタ」。
ミケランジェロは生涯に4つのピエタを作っているのですが、
その中でもサン・ピエトロのピエタが傑作として有名。
着衣の「ひだ」のリアルさが大理石素材と調和して
ひときわマリアの神々しさを際立たせています。
美はときに癒しをも与えてくれる。
(出典:Wikipedia)
「『おまえは鉄の武器をもってやって来た。わたしは主の御名においてやってきたのだから、おまえは主にいどむことになるのだ。今日、主はおまえをわたしの手にあたえられる。そしてわたしはおまえをたおし、イスラエルには神がおられることを地上のすべてのものが知るのだ』少年だ。ゴリアトは面食らった。唇がちぢこまった。恥をかかされた巨大な戦士の、不明瞭なうなり声がサウルにきこえた。あらたにわきあがった怒りにつき動かされて巨人は前にすすんだ。坂をかけおり、ダビデにむかっていった。若者の胸の高さに槍をかまえていた。そして右手にもった剣をふりあげた。サウルは立ちすくみ、巨人と同じように言葉も出なかった。しかしダビデは歩みの速度を変えることはなかった。投石器を頭の上でまわしはじめ、革ひもが風をきる音がした。音をたててダビデは石をはなった。石はゴリアトの頭蓋骨めざしてとんでいった」(ウォルター・ワンゲリン『小説「聖書」旧約篇』)
「好きな絵」ならぬ「好きな彫刻」シリーズ。
二次元より三次元が好きだから。
本来なら絵画より彫刻のほうが好きなはずなのですが、
好きな絵画より好きな彫刻が少ないのは、
やはり三次元での表現が難しいからだろうか。
ミケランジェロのダビデ像。
今なおその美しさは輝きを失われない。
つまりはこの頃から人間の外形は変わらず、美意識もそんなに変わってない、
ということなのでしょうか。
[フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』(1889年)](出典:Wikipedia)
ゴッホの中で一番好きな絵。
今は誰もが巨匠と認めるこの画家も生前はたった1枚しか絵が売れなかったという。
(この絵じゃないですが)
その1枚も弟のテオが買ったもの。
(テオじゃない、という説もありますが)
世の中には二種類の人間がいる。
「表現」する人間とそれを「評価」する人間。
...自分は前者でいたい。
たくさんの他人の作品を見るのは最終的に自分の表現に帰結させたいから。
ゼロからはなにも新しいものは生まれない。
だから僕は古を学ぶ。
[エドゥアール・ヴュイヤール『ベッドに休む』]
なんかさっきはぐだぐだ書きすぎたかな...
せっかくキレイな秋の夕暮れの写真が目の前にあるのに。
本当にいいものには言葉なんかいらない。
明日もバイトだ。
もう寝よう。
名画を前にして今度こそ。
「おやすみなさい」
※写真は大塚国際美術館の陶板画です。
デザイナーズ・チェア・コレクションズ 320の椅子デザイン
大学の図書館で見つけました。
Amazonの画像だとカバーは古びた感じのピンクカラーですが、
実物はもっときれいなピンクです。
世界中の著名なデザイナーによるチェア320点を紹介しています。
夏休み明けの第3セッションから今度はイスをつくることになるのですが、
その予習として借りました。
夏休みはこれで良いインスピレショーンが得られるといいなあ...
食にはあまりこだわりはない方です。
なので料理も最低限で済ませたいし、そんなにマメにやる方ではありません。
当然、料理道具にもさほどこだわりはない。
包丁の切れ具合いなんてどれも一緒でしょ、みたいな。
そんな自分がまったくの見た目で気に入った一品。
スミカマというメーカーのKasumi Titaniumという包丁。
Blue、Gray、Goldの三色がカラフルで美しい。
刃にチタンをコーティングすることで刃もちがよく、
金属アレルギーの心配もないそうです。
ドイツで二月に開かれた生活用品の国際見本市
「フランクフルト・メッセ・アンビエンテ2006」で、
デザイン賞「デザインプラス」を受賞したそうです。
発表当時は日本では買えるところが見つからず困っていたところに、
ブログへのコメントで名古屋のSHIOGAMA APARTMENT STYLEというお店で買えることを知り、
さんざん悩んだ挙句買うことにしました。
料理もしないのに6本セットで。色はブルー。
賞を取ったドイツでは3倍もの値段で売られているそうです。
幸いにも日本では定価で購入できました。