タグ「エーロ・サーリネン」が付けられているもの

建築マップ その2

建築マップその2(その1はこちら)。


今回は、

  ・オスカー・ニーマイヤー(14)
  ・ピーター・ライス(12)
  ・フランク・ゲーリー(11)
  ・エーロ・サーリネン(10)
  ・I.M.ペイ(8)
  ・アントニ・ガウディ(6)

...の6人。


...ほんの思いつきがここまでガシガシ作るとは思わなかった。


しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意ください。

An Architecture of Multiplicity 【EERO SAARINEN】

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

eerosaarinenanarchitecture.jpg

この本をAmazonで買う


八王子の図書館で見つけた一冊。

洋書でしかもモノクロなので普通は敬遠するのですが、
モノクロの写真が妙にサーリネンの建築の美しさを際立たせる。

実物以上に美しく見せようとする昨今のグラフィックの風潮が嫌いです。
「ホンモノはもっと良いぞ」と思わせること。
それが良いグラフィックというものではないでしょうか。

サーリネンの建築の実物はまだどれも見たことはないけれど、
この作品集の写真にそういうグラフィックの良さというものを
なんとなく感じて僕を惹きつけた。


エーロ・サーリネン。

大好きな建築家の一人。

その有機的な曲線は今見ても斬新。
カラトラバなど最新の建築への布石がここにあるような気がします。


HP面とEP面

hp2_1.jpg
【HP面(Hyperbolic Paraboloid: 双曲放物線面)】

ep1_2.jpg
【EP面(Elliptic Paraboloid: 楕円放物線面)】


モノの形をデザインしていく過程において、
伝統工芸などをのぞけばその多くは「量産性」を前提に考えねばならない。

直線はもちろん、曲線も幾何学的に計算で求められるものがのぞましい。
計算で求められるものは複製や改良が容易となるからです。
アートでは自由曲線ですむものが、
デザインでは曲線は幾何学的要素が求められる。
そこがデザインにおける造形の難しさであり、面白さでもある。
...と思うのです。

今回、課題に取り組むにあたり造形を参考書で検討していて、
自分が惹かれる造形要素にふと目が止まりました。


それがHP面とEP面。


僕の好きな10の教会[2]


2年生いっぱいはPDコース。
しかし心はすでに建築モード。

隣でやってるSCコースの授業が気になるところ。
テーマはどうやら「教会」らしい。


...面白そうなテーマじゃないですか。
...ってなわけで「僕の好きな教会」シリーズPart2。


エーロ・サーリネン【穂積信夫】

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

4148JA72R9L__SL500_AA240_.jpg

この本をAmazonで買う


新住居での生活も慣れてきて、大学のセッションもまだ山場前...
ということでしばらく中断していた読書を再開。

最近はもっぱら建築系の本が多いです。
やっぱ建築が一番やりたいのかな。

建築系の読み物...というとやはりSD選書。
今回はフィンランドの建築家、エーロサーリネン。
著者は実際にエエロ・サーリネンの事務所で働いた経験のあるという穂積信夫氏。


エエロ・サーリネンはアルヴァ・アアルトと同じフィンランド人ですが、
エエロは13歳の時にアメリカに移住しており、
その活動の場はアメリカ中心で作品の多くもアメリカにあります。
アメリカのミッドセンチュリーを代表する建築家、という位置づけみたいです。

意外だったのはあのチャールズ・イームズと親友だったこと。
エーロの息子に彼の名前をつける(イームズ・サーリネン)ほどだったとか。

エーロの父親、エリエル・サーリネンも著名な建築家で、
親子そろって優れた建築家だったようです。
ちなみにエリエル・サーリネンの代表作はヘルシンキの中央駅。
日本の親子建築家、といえば谷口吉郎、谷口吉生の両氏が有名ですよね。


SD選書の写真は小さく、白黒なので様子が分かりにくい、ということで
作品集を探したところ、多摩美八王子の図書館に
建築と都市a+uの1984年4月臨時増刊号で
エーロ・サーリネンを特集したものがあったので借りました。

au1984_eero_saarinen.jpg

大きめカラー写真もさることながら、穂積信夫氏による解説や、
ケヴィン・ローチやシーザー・ペリなどエーロの弟子へのインタビューなど
内容は盛りだくさん。うーんこれは欲しいかも。
が、現在は絶版になっているようで古本屋で探すしかなさそうです。