運動構成 【最終プレゼン】

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第2セッションの「運動構成」が終了しました。

前半のレビューはすでに報告してますのでここでは後半をメインに
まとめまでを報告したいと思います。


後半は「魚の動き」を観察し、表現し、「動きとは何か?」を探ります。
まずはざっと流れを。


1. 魚の観察

まずグループごとに葛西臨海水族園に出かけ、表現する魚を決め、
その動きをビデオに録画し、その魚の動きを観察します。
その様子はこちら


2.魚の観察 - レポート作成

その後、グループごとでその魚の特性、習性、特徴などをインターネットなどで
調べて1枚のレポートにまとめます。
表現しようとする魚について「もっとよく知る」ことが目的です。


3.身体表現

グループごとに魚の動きを身体を使って表現します。
一種の創作ダンスみたいな感じ。
グループ内に創作ダンス経験者がいたのでその子のリーダーシップの元に
最初は照れもあったけど、いろいろと試行錯誤し、身体表現の様子をビデオに録画。
その後iMovieで編集し、グループごとに発表、プレゼン。


4.詩の作成

今度はポエマー(詩人)になって、身体表現の様子を詩にします。
最初は個人で作成し、その後グループ内で合体させます。
動きに感情が伴うことを実感しました。


5.3D作品作成

手の動きのときと同様にStrataVision 3Dで3D動画を作成。
個人作品として作成します。
中間チェックを経て、最終作品と共に「あなたにとって動きとは何か?」を
最終プレゼンで発表。


6.ポートフォリオの作成

最終データの提出と共に2年次の専攻選択あるいは就職活動のときに
役立つであろうポートフォリオを作成しました。

3d_14.jpg


このセッションでは3D動画を作成したりしますが、
何か形を残すことが最終目標ではなく、
作品の完成度、質が問われるわけではありません。
(まあ先生からすれば評価するにあたりある程度作品の質は問うでしょうが)

ただ、あくまで「経験」することにより、
デザインをしていく上で必要な要素に「気付き」、身につけていくことが
このセッションの目的だと僕は思いました。
その意味では自分的にはおおいに成果があったと思います。

僕は現時点では空間(建築)かプロダクトデザインを目指したいと思ってますが、
それらデザインされる対象物自体は、映像デザインなどに比べると、
動くものではなく、静止しているものです。

だから「動き」なんて表現する必要がない、と考えがちでした。

でも。

デザインされるものが止まっているものだとしても、
それを使う人間は必ず動いているのです。
その「動き」を知らずして、いいデザインはできないのです。
だからどんなデザインに対しても「動き」を観察することは必須なのだと、
「経験する」ことであらためて実感することができました。


最終作品であるポートフォリオはPDFで提出でしたが、
せっかくWebをやっているのだから、ということでWeb版も作ってみました。

  ・運動構成ポートフォリオ(Web版)
  ・3D動画
  ・サザングローブフィッシュの動き

よかったらご覧ください。
身体表現の動画は音楽の著作権と出演者のプライバシー
(...というかただ単に恥ずかしいだけなのだけど^^;)が心配なので
ネットでは公開しません...


さあ、週末のテストが終われば夏休みだ~!

夏休み明けから第3セッションです。
第3セッションでは、第1セッションのようにモノ作りになります。
今度のテーマは「腰をかけるもの(イス?)」。
ちょっと材料費がかかりそうなのがイタイですが楽しみ~。