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2007年12月30日

PEACE BED

ビジュアルデザイン

peace_bed.jpg


12月で大学の共通教育科目の授業は終わりです。

休み明けにレポート提出かテストです。
「影像と芸術」という授業でお正月映画の中から好きな作品を選んで映画評を書け、
というレポート課題が出ました。

...んで観にいきました。


選んだ作品は「チャプター27」。
ジョン・レノンを撃った男の物語。

...がその前に。
時を同じくしてジョン・レノンのドキュメンタリー映画も公開となっていたので
まずはそちらを観にいくことにしました。


それが「PEACE BED」。


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正直ジョン・レノンについてはよく知らなかった。
彼の音楽がすごく好きだったわけでもない。...まあ嫌いでもないけど。
彼にすごく興味があったわけでもない。...まあ全く無関心ってわけでもないけど。

世界で最も有名なアーティストとして、
元ビートルズのメンバーとして、
オノ・ヨーコの夫として、
一般常識程度の知識として頭の片隅にある...そんな程度だった。

そんな僕が「チャプター27」を選んだのは、
単に最近いまどきの映画に興味がもてなくなっていただけ。
実在した人物がテーマのドキュメンタリーのほうがリアリストの僕としては
映画の世界に入り込めるかなと思ったから。


「ビートルズはキリストよりも人気がある」

ビートルズ時代から過激な発言や行動でその異端性が目立っていたジョン。
ヨーコとの出会いからその度合いはさらに増してゆく。
伸び放題のひげや髪の様子はまさにオームの麻原彰晃。
当時のメディアが異端視したのも無理ないかも。

しかし過去の出来事として、遠い異国の話として、
それらを客観視することのできる現在の僕らには、
ジョンの行為がただ平和を願っての行動だったということが分かる。
ただ愛にあふれた男だったのだと分かる。

吹き荒れる台風の中にいるときは、
台風の中心の台風の目が静寂に満ちている、という真実を
なかなか信じることができない。
真実を知るには台風から離れて台風全体を見通せる場所に移動しなきゃ。
それが「客観視」することの大切さなんだと思う。

人はいつもエゴの中にいる。
「自分」はいつもエゴの渦中にある。
だから人は自分の本当の姿が実は一番分かってない気がする。
自分の中にある「台風の目」が分からない。

だから僕らにはジョンのような人が必要なんだ。
自分を客観的に眺めさせてくれるような人が。


「もし変えようと思うなら。本当に変えようと思うなら。世界は変えられる。」

ジョンが言ってることはけして難しいことじゃない。
なにも世界中の人を救えと大げさなことを言ってるわけじゃない。
どんなに地球が大きくても、インターネットで知識が豊富になっても、
僕らが実際に感じ取ることができる「世界」はそんなに広くはない。
一人一人の人がもっているそんな小さな「世界」を、
世界中の人が変えることができたなら。


人は自分とは違うものをみると不安になるもの。
そしてそれを排除しようとする心理が働く。
でもそういう感情を持っていることを恥じることはない。
それは僕らが生物である以上誰もが持っている「本能」なのだから。

でも。
人はみな違う、ということを理解していれば。
そんな本能は乗り越えられる。

人間の叡智の力は絶大だ。
種の保存のためにある本能の赴くまま動けば、
人間は全ての種を滅ぼしてしまうだろう。

僕らの叡智はそんなことのためにあるんじゃないはずだ。
全ての種が共存できるような、そんな桃源郷を目指すためにあるはずだ。
誰だって平和に生きたいはずだ。
誰かを殺して平和な気分になる人なんていないはずだ。

大局が見えないから目先の平和に囚われる。
戦争が平和をもたらすなんて幻想を抱く。


Give Peace A Chance.
人々に真実の平和を選択するチャンスを。

Power To The People.
人々に真実を見出す力を。


それさえできれば人はみな共存できる。

言葉が違うからといって、肌の色が違うからといって、
習慣が違うからといって、信じる神が違うからといって、
お互いを忌み嫌うこともなくなる。
国境という見えない線を引くこともなくなる。


ジョンは偶像(アイドル)ではいられなかった。
偶像でいるにはあまりに大きすぎた。
ヨーコの存在がさらに彼を大きくしたのでしょう。

彼のカリスマ性についてはよく分からないけど、
彼が伝えようとしたことの大切さは分かる気がする。


ジョンの歌があふれる映画だった。
「Power To The People」がジョンの歌だとは知らなかった。
あんなに力強い歌も歌えるんだ。
単調なリズムで同じ歌詞の繰り返しなのに、
なんで何度も聞きたくなるのだろう。

あとエンディングの「Instant Karma!」も良かった。

どうしてももう一度聴きたくて帰りにサントラを買って帰りました。

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