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2007年2月18日

ギャラリートーク 柴田文江&佐藤オオキ

プロダクトデザイン/ 展示・イベント

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ニッポンのデザイナー展」の関連イベント、ギャラリートーク。
その第2回目のゲストは柴田文江&佐藤オオキ。
前に佐藤オオキのトークイベントに行って以来、
すっかりファンになってしまった...というわけで佐藤オオキ目当てで
今回も行ってきたわけですが。

柴田文江さんは今回はじめて知ったのですが、
第一印象はおワカイ。おキレイ。
元気ハツラツ。気さくだけどしっかりしてる。
でも、やるときゃやる...ってな感じ。


最初に柴田文江さんのこれまでのお仕事、
次に佐藤オオキさんの昨年7、8月以降のお仕事の紹介を
それぞれご自身から25分程度で説明、その後40分程度で
このイベントの監修であるShiodomeitaliaクリエイティブ・ディレクターの桐山登士樹さんが
お二人にインタビューする、という形でトークショーが進んでゆきました。



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まずはお二人のこれまでのお仕事を簡単に挙げます。

【柴田文江】
・体重計「Tumbler」(プロトタイプ)
 おもりがついて体重を量るときだけ台を寝かせる、という発想が面白い。
・オムロン体温計
 月10万台のベストセラーモデル。僕は知らなかったのだけど。
・象印「ZUTTO」シリーズ
Combi「BabyLabelSeries」:ベビー用品
・SHISEIDO「prepare」:女性用化粧下地用カミソリ
・au「SWEETS」「junior」:ローティーン女子向け、Kidsケータイ

【佐藤オオキ(nendo)】
ALICE'S TEA PARTY
・ILLOIHA EBISU、ILLOIHA OMOTESANDO
 女性向けジム「ILLOIHA」の空間デザイン、備品などのトータルデザイン
 「額」をベースにしたクライミング・ウォールが面白い。
・one percent products@IFFT(国際家具見本市) 2006
 100個程度の小ロットプロダクツ
・NAOSHIMA STANDARD2、NAOSHIMA掲示板
 コーンを使ったサイン、看板、掲示スペースなどのプロデュース
・CHU-KESHI: 地中美術館の消しゴム
・ミラノサローネ2007
 今年はnendoとしての出品ではなく、メーカーとの提携、とか。
 BALSの照明器具とか。


さて、トークショーのほうは...

自身がおっしゃるには柴田さんは古いタイプ、
オオキさんは新しいタイプのデザイナーだとか。
年齢、年代的なデザイナーとしてのタイプの違いを話されていました。
デザイナーとしてのキャリアがない僕にはあまりぴんと来ないけど。

柴田さんのオフィスの人数は5人、普段は別々の仕事をするけれど、
ケータイはボリュームが大きいので5人が同じ仕事をするそうです。
一方オオキさんのほうはオオキさん+担当者で仕事を進めるのが基本とか。

印象的だったのはオオキさんは「働きすぎないこと」。
夜の8、9時には帰り、週末もしっかり休むそうです。
デザインにはやはり「考える」時間が必要ということなのでしょうか。
考える間もないほどの大量の作業はかえって効率を落としてしまう。


デザインをするための環境として情報の量による比較。
日本と海外。東京と地方。
情報が多いことによるデザインのメリット、デメリット。
情報が多ければより多彩なデザインができる。
しかし一方で誤った情報により的外れなデザインをしてしまったり、
膨大な情報の取捨選択に多大な時間が必要になったりもする。
いろいろあるようですがそれでも情報が不足する状態よりはいいはず。


建築に、プロダクツに、空間にとトータルに幅広く活動されている
オオキさん。さぞや友達も多いかと思いきや、逆にそれゆえに
友達は少なくて困ってるんだとか。
冗談かどうか定かではないですがけっこう意外。
見たところすごく人当たりもよくて誰からも好かれそうな好青年、
って感じなんですけどねえ。


これまで数少ないながらも見てきたデザイナーさんは、
それぞれ個性的ながらも一様に見た感じが「柔らかい」という気がします。
それは物事を伝えたり、把握したりするために必要な情感に鋭く、
臨機応変に対応できる、ということではないでしょうか。

頭でっかちのカチカチ頭ではいいデザインはできない、ということですね。


今回もとても実のある話が聞けて大満足です。


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