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2009年11月23日

サン・カルロ・アッレ・クワットロ・フォンターネ聖堂【ボッロミーニ】

アート


日曜美術館でバロック芸術特集をしてました。


「歪んだ真珠」を意味する近世の文化様式。
ルネサンスの完全なる調和に退屈した人々は円の中でうごめき、やがて拡散していく。


そして...真珠は歪んだ。
バロックを知るにはその前のルネサンスと比較すると分かりやすい。

...ということでラファエロとカラバッジョ、ミケランジェロとベルニーニを比較。


秩序と渾沌。
静と動。
シンプルさと複雑さ。
質素と豪奢。


生とは波動だ。

だから時代はいつだって繰り返す。
文化はいつだって繰り返す。



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絵画と彫刻同様、建築もルネサンスの秩序から変容していく。

その代表として、イタリアの建築家、ボッロミーニがてがけた
ローマのサン・カルロ・アッレ・クワットロ・フォンターネ聖堂が登場する。


ルネサンスの円が歪み、楕円へと変貌する。
静寂な空間は目覚め、華麗な空間への胎動をはじめる。
まるで有機体の内部にいるかのごとく。



ミケランジェロのクーポラと比較してみても、その違いは明確。


ロマネスクとゴシック。
ルネサンスとバロック。
モダニズムとポストモダニズム。

中世、近世、近代と経て、時代は様式を繰り返す。

しかしさまざまな様式を繰り返して辿り着いた現在、
文明はどこに落ち着こうとしているのだろうか。

秩序へ向かっているのか。
はたまた渾沌へと向かっているのか。
時が経てば、今の時代も特定の呼び名で定義されるような様式が存在するのだろうか。

叡智を重ねれば重ねるほど、
出口のないカオスに向かっているような気がするのは自分だけだろうか。



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