国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア【愛媛県美術館】

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【図録】


本記事作成日:2026/08/21
展覧会訪問日:2019/09/14

2019年9月以降、本ブログの更新が止まっていました。
2026年3月にちょっと大きな病気が見つかり、仕事を休職して半年近く家でのんびり過ごしてます。
良い機会なので愛媛を出てからの痕跡の記録を再開していこうと思い立つ。

2019年9月といえば、四国での生活に見切りをつけ、
新しい道に進むべく松山の職業訓練校に通っている頃。
4月に始まって半年が過ぎ、終了ぎりぎりになってなんとか次の就職先が見つかり、
ホッとしたところ。
久々に美術鑑賞がしたくなったんだな...と当時を振り返ってみる。

国立トレチャコフ美術館はロシア最大の国立美術館だそうですが、
これまで聞いたこともなかった。
目玉作品はただ一点、イワン・クラムスコイの『忘れえぬ女』。
この作品だけを見に行ったようなもの。


[イワン・クラムスコイ『忘れえぬ女』(1883年)]※画像は撮影スポット用の背景

正直今となってはこの作品以外はほとんど記憶にないのだけど、
図録を購入したところを見ると、それなりに良作が揃っていて満足したんだと思う。

それにしても『忘れえぬ女』のインパクトの強烈なことよ。

特段強烈なインパクトを意識して描かれた絵でもない。
色彩が強烈なわけでもない。
ただ瀟洒な格好をした女性が椅子に座り、物憂げな視線を鑑賞者に向けているだけだ。
構図もこれといって珍しいものでもなく、シンプルなもの。
それがなぜ、この絵がこんなにも多くの人の心を掴むのであろうか。

見たままの光景だけではなく、
そこに漂っている「空気」も捉えているからか。
それは単に技巧が卓越している、というだけでなく、
表現者が表現しようとしているものに対しての執念というか執着といったものが
半端なく注ぎ込まれているのではないだろうか。
それが人の心を動かす。

だからこの作品だけしか記憶になくても、この展覧会へ行ったことを後悔はしないし、
むしろ自分の心の中に積み上げるものがあったと満足している。


[エントランス]


[パンフレット]


[撮影スポット]


[ポスター]

愛媛県美術館は愛媛在住時に10回以上通った思い出ある空間だが、
未だに展示は基本的に撮影禁止なのが残念。