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2008年12月21日

時は岸辺のない河【マルク・シャガール】

アート


[マルク・シャガール『時は岸辺のない河』]


しばらく更新が空きました。

とくに仕事を真面目にしているわけでもないのに、
師匠も走る季節だけになにかとばたばたしていた気がします。

模型作ったり、課題やったり、これまでの作品データを整理したり、
...体調崩したり。


この週末で共通教育科目の授業が全て終わりました。
今年も全ての科目で8割以上出席して真面目に受講しました。


んで突然ですがお気に入りアートシリーズ。
シャガールの「時は岸辺のない河」。

中村先生の特講Ⅲの授業でピックアップされたもの。



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[『7本指の自画像』...こちらも好きです]


ニシンに羽が生え、河の上を飛んでいる。
ニシンのあごには人の手が生え、バイオリンを弾いている。
さらに腹のあたりからぶら下がっている時計。

「岸辺のない河」というタイトルでありながらしっかり岸辺があって、
右側の岸辺には抱擁する恋人たち、
左側の岸辺には故郷ヴィテブスクと思われる街並み。

...なんとも不思議な絵です。


絵の中の人や動物、事物が空を飛んでいる様子は
シャガールの絵によく見られる構図のようです。
重力に囚われない自由な様子がなんともシュールな雰囲気を醸し出します。

シャガールの父親はニシンの倉庫で働いていて、
トラックに轢かれて死んでしまいます。
このことからニシンは父親、ひいては死を連想させるモチーフになっているとか。

生ははかなく、永遠ではない。
死はニシンが羽を生やして飛ぶようにやってくる。
傍らに時計を携えて、死への時間をカウントしながら。

束の間の生だから、そのはかない瞬間を愛で謳歌しよう、というのが
この絵の主題なのでしょうか。

愛する人と抱擁し、愛すべき故郷で暮らし、愛すべき音楽を奏でる。


人生とははかないものと知った上で愛に生きる。
これぞ至高の幸せ。



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