「あなたが住むならマンションと一戸建てどちらにするか」

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[広島の実家]


ブログの普及が進み、ブログを利用した執筆、広告宣伝という
あらたなビジネスが展開されつつあります。
ようやくブログで稼げる環境が整いつつあるのかな。

本記事はBloMotionから掲載依頼により執筆するものです。

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新築マンション一戸建て。住むならどっち?
結論から言えば「一戸建て」です。

...というより予算など制約がなければ
誰だって一戸建てに住みたいのではないでしょうか。

広い部屋に広い庭。
誰だって開放的な空間に身を置きたい。


僕は二十歳まで広島の実家で過ごしました。
そこは平屋で豪邸ではありませんが、大きな家で広い庭があった。
大きな池まであった。

若い当時は親に干渉されるのが嫌で一軒家に住むメリットなど
考える余裕もなく、就職と同時に実家を離れ、上京しました。

上京後はマンション、アパート暮らしで15年。
三年間という短い間ですが85㎡の広い新築マンションに住んだこともある。

20年間に及ぶ一戸建て生活に15年の集合住宅生活。
その上で選ぶ選択が...「一戸建て」なのです。

限りある大地を、増えすぎた人類が有効に使うには集合住宅、という
住宅システムはエコの観点から考えれば有効なのかもしれない。
偉大な三大建築家の一人、ル・コルビジェも都市計画論などで数々の
集合住宅を提案するなど集合住宅の重要性、有用性を説いているし、
僕もその意味は分かる。

しかし15年集合住宅に住んでみて思うのは、
集合住宅は人との物理的距離は狭まる一方で、
心理的距離は逆に遠ざかるものだと思うのです。
それは予想以上に虚しさを呼び起こすものです。

ただ、それが集合住宅の限界だとは思いません。
ル・コルビジェが提唱した都市計画論には地球と人類双方が
共存することを理想としていた。集合住宅にはそれが可能なはず。
しかし現在のマンションは目先の利益しか考えられないまま
その両方がないがしろにされているのだと思うのです。

そのことに現代社会が気づき、集合住宅のあり方について
再考するならば、集合住宅は一戸建て以上にスバラシイものに
なる可能性があると思う。

僕は現在東京の大学でデザインを学んでおり、
もう4年間は東京の集合住宅で暮らします。
これまでは電気・ソフトウェアエンジニアで
建築の専門家ではなかったけれど、
今後はなんらかの形で建築には携わっていきたいと考えています。

まだ先は見えないけれど、
僕の原点である故郷、住宅の原点は一戸建て、ということで
卒業後はまずは故郷に帰り、一戸建ての住宅から携わってみたい。
僕と住宅、双方の原点から集合住宅について考えることができれば、
これほど理想的なことはない。


かつて原始の人類は洞窟などで寄り添って生きていたはず。
それはまさに集合住宅の原点。

人はそこに戻るべきなのかもしれない。


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