クリオ

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クリオとは

行ってきました、クリエーターズオーディション。略してクリオ。
クリオに行くのはこれで3回目。
今回は主に東京本校の去年の10月・11月生が対象。
発表者は9名+avaクラスから参考発表1名の計10名。
そしてOJT2グループ、といったところ。

今回のクリオの感想は「グラフィックデザインのレベルが高い!」。
どの作品もキレイ。中にはCG使ってる人もいてびっくり。
8割がフルFlash、2割がフルCSSといったところ。
単なるテーブルレイアウトではもはやどんなにキレイなサイトでも
クリオには出れないご時世になったみたいです。
全般的にはまだテーブルレイアウトが主流とはいっても
確実にWeb業界も進歩してるようで。

反面フルFlashが多かったせいか見た目重視が目立った気がしました。
SEOを考えて作ってる人が少ない気がした。
その中で一人だけCSS、Flashの両方の利点を生かしてトータル的に
上手くまとめあげている人がいて、文句なしにアンケートで
「一番よかった作品」に記入。しかもまだ若干18歳というからこれまたオドロキ。

今回はやけに発表者の発表時間が短かったような気がします。
そのせいかサイトを作るうえでどういう技術を効果的に使ったのか、というような
テクニカルな部分が聞けずその点が残念でした。その中でもFlashの更新性の
悪さという欠点をMTで補う、という部分を主張していた人が一人だけいて、
これまた感心させられました。

参考発表のJava作品はトップ画面が3Dオブジェがクルクルまわっていて、
「おお!Javaでこんなことができるのか!」って思ったけどよく聞いたら
もともと3Dコースを受講していてその下地を使っている、ということらしい。
正直JavaならではのWebへのいい活用事例とは個人的には思えませんでした。

OJTへの印象も相変わらず。
10名くらいも人数かけて制作しているにも関わらず個人で作った作品との
差異がほとんど感じられない。Web開発手法がまだまだ確立されていないように
感じます。10人かけて作るサイトなら1人で作るサイトよりも10倍いいものが
できなければWebの生産性は上がらないと思うのですが。

金曜日に今度は渋谷校卒業生のクリオがあります。
またまたいい作品に出会えるのを楽しみにしています。
少なくとも一つはいいサイトがあるわけで。

ね、ミホコ!
ガンバレヨー!!!

今回もたくさんのいい作品に出会えていい刺激になりましたが、
反面Web2.0というキーワードが注目され始めている昨今、
明日のWeb業界の人材育成を担うデジハリの今のカリキュラムに
少々疑問を感じる部分もありました。

いまやグラフィックデザインだけではWebデザイナーという職種は
賄いきれないと私は思う。

そしてせっかくJavaクラスがあるのそれがWebにうまく絡まっていない。
PHP、javascript、perlも然り。

具体的にはもっとWebプログラミングに力を入れてほしい。
もはやWebは「見る」だけのものじゃなく、「使う」ものになりつつあるのだから。