インターネットアクセス制限

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うちの会社は社内からのインターネットアクセスには比較的寛容だったけど、
セキュリティ対策や情報漏洩防止を目的として4月からアクセス制限が
いよいよかけられることに。
大きな会社だけに当然といえば当然なのだけど回避するリスクと同時に
失ってしまうインターネットの恩恵も大きいのではないだろうか。

申請手続きをすれば例外も認められる、とありますがそんな効率の悪いこと
をいちいちやってられないのが現実。
インターネットという膨大なデータベースの恩恵を半分失うことになる。
果たしてこれがビジネスにどれだけ影響を及ぼすか。


アクセス制限をかけるのが一番手っ取り早い、というのは分かります。
コストもかからない。別の対策として社員を教育するという方法もありますが
手間とコスト、確実性を考慮すればあまり得策でない、
と会社が判断するのもまあ理解できる。
事実、今回のアクセス制限実施前には
セキュリティに関する教育、啓蒙活動を会社は行いました。
しかし効果がなかった、
だから最終措置に踏み切ったんだという会社の言い分もまあ理解できます。

しかしそれでも会社はインターネットの恩恵を軽視しているように僕にはみえる。
失うものの大きさを理解してないとも思う。
目先のリスクを回避するだけでは本当の意味での解決にはならない。

僕が思うにインターネットの危険面のみ大幅に前面に押し出して、
インターネットの恩恵については何の教育もなされていない。
僕の周りにはインターネットのことを知らない人が多すぎる。
それで危険面のみの説明をしても社員が本気で取り組むとは思えません。

インターネットでできること、その恩恵について真剣に教育を行うこと。
いいものは長く使いたいと誰でも思うはず。
そうすれば会社が危惧するようなリスクも自然と回避できるはずなのです。

インターネットのリスクと恩恵-この二つの教育を企業はもっと真剣に考えねば
ならないのではないでしょうか。