2012年11月アーカイブ

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ユスモクの木とコラボする素材を求めて内子へ。

大洲和紙を求めて大洲和紙会館に行ってきました。
大洲和紙、なのに内子なんですね。

ネットで調べてみると、先日愛大の講座でおじゃました龍宮茶屋の近く、
松山に行く時にいつも通る道のそば。
...まったく気づいてませんでした。


ここ最近ずっと言ってるような気がしますが、
近くにありながら気づいていない貴重な存在、というものがなんと多いことか。
そのような存在に気づくたびに、
少しずつ「幸せ」が積み重なっていくような気がして嬉しくなります。



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木は固い。
その固い木と対峙する柔らかい素材と合わせることで、
ソリッドでシャープでありながら、オーガニックでもある。

そういうモノが作りたいなあ、と素材探し。

城川町が木材の町ならば、おとなりの野村町は和紙・シルクの町。
まずは和紙を求めて和紙工房へおじゃました後、
シルク博物館へ。


かつては盛んだった養蚕農家も今ではもう数えるほど。
皇室に献上するほどの高品質のシルクを作りながらも、
安価に、安易にという方向へ向かったマスプロダクトの波に押し流されて、
古き良きものは消えゆこうとしている。

本当に大切なモノはなんなのか。
それを本気で考えなければ、この先も我々は次々と大切なものを失っていくだろう。


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11月はもりあげ隊の会報作成など、事務仕事が入っちゃって、
なかなかユスモクに専念することができない...

...のですが、頭の中では常に作品作ってます!

これまで、スツール、ベンチ、テーブルと試作してきました。
それぞれ問題点はありますが、これから自分が目指す方向に向けて、
順調なスタートは切れているんじゃないかな...
と、自分では思っているのですが、
これからは周囲にもそれを認知してもらわなければなりません。

これまでは純粋な木材だけを使った作品だったので、
四作目は他の材料を組み合わせたコラボ作品にしてみようかな、と。
定番ですが、照明作品で木と和紙の組み合わせを考えてます。

おとなりの野村町で、泉貨紙という有名な和紙を作っている所があると聞き、
個人購入もできる、ということで行ってきました。



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遊子川というのは一つの小学校区であって、
地域内には小学校が一つあります。

一年生から六年生まで全校生徒数は11人。
小学校だけで学校行事をしていくにはなにかと心細い。

しかし遊子川では、地域を上げて学校行事を応援する機会がなにかと多い。
PTAはもちろん、奉仕作業による清掃活動、運動会、愛護班活動、
そして公民館による社会教育活動。

地域ぐるみで子どもを見守る社会っていいものです。

小学校ではそんな地域の日頃のサポートに感謝の気持ちを込めて
毎年遊子川小祭り、というイベントを開いて地域の人を招待します。

学校の先生、PTA、そして子どもたち自身が出店を開いて地域の人をもてなします。
遊子川もりあげ隊も出店して、このイベントを盛り上げます。

それぞれが互いを思いやり、感謝の気持ちを示す。
より良い社会規範がこういう活動によって培われていくのではないでしょうか。


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遊子川の子どもたちと一緒に地域内をふるさと探訪に出かけました。

去年は平岩地区の白岩城に行きましたが、
今年は役場のジオパーク推進室の方にガイドをお願いして、
遊子川の地域内をジオ探検。

遊子川で一番高い雨包山から遊子川へへの玄関口・辰ノ口までを
横断しました。


西予市には黒瀬川構造帯という地質学的にとても貴重なポイントがあり、
その地質資源を活用した地域活性化運動がジオパーク構想で、
西予市は日本ジオパークを目指して頑張っているわけです。


ジオ(大地)ははたして地域づくりに関与するものがあるのか?
現代社会が経済基板に軸を置いていることを考えると、
いまいちピンと来ない気もしますが、
現代社会といえど、太古からの大地の上に成り立ち、
大地の上の自然環境を利用して存続していることを考えれば、
ジオはけっして地域づくりに無縁とはいえない。

自分が暮らす大地がどのようなルーツを持っているのか。
それは地域の魅力を認識する上で重要なことかもしれない。

ジオパークを学ぶほどにそれを強く感じる。



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【またまた講義には直接関係ないですが、いただき物の鹿の頭骨】


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第8回2日目。

この日は一日、森賀先生の「地域マネジメント論」。


地域おこし協力隊としてこの一年半、地域づくりを学んできて思うことは、


  「地域づくりにノウハウはあるのだろうか?」


...という疑問。

それがこの講座を受講した動機の一つになっています。
僕が感じる限り、地域づくりに必要なものは「土着のリーダー」。
地域をこよなく愛し、地域の人を圧倒的に惹きつけるカリスマ性。
それが地域を引っ張っていってるように思えます。

しかしそのような人はそうそういない。
それならそういう人材を育成するしかない...的な発想になるわけですが。

この講座も半分を過ぎました。
おおいに学ぶところが多く、個人的には満足しているものの、
地域づくりにノウハウはあるのか、という根源的な問いに対する疑問は
いまだに残っています。

ノウハウを無理矢理定義付けることが一番なのではなく、
地域を元気にすることが一番なのだから、ノウハウにこだわる必要はない、
と言われるとそれはそうなのですが、
「より多くの人に地域づくりの大切さをアピールする」という点においては
やはり分かりやすいイメージ、ノウハウを示しておく、ことも必要と思えるわけで。



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【(講座とは直接関係ないけど)フラー・ドーム・ハウス】


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第8回1日目。

午前中はプロジェクト研究。
研究内容ごとにグループ討議。
ユスモクでの制作物を持っていけるものは持って行って、
メンバー及び担当教官に意見を仰ぎました。

研究テーマ及び目指すところは自分としては明確なのだけど、
それを第三者にアピールするための資料(論文)についてはまだ未着手で、
そろそろ要項をまとめていかなきゃなあ、といったところ。


午後は講義。
テーマは「農産物流通と市場」。講師は中安章先生。

自分があまり農業に縁がない、ということもあって、
イマイチ実感がわかず。

ただ、流通に関しては最近感じることがあるので、
今回はそのことについて書いてみたいと思います。



2012年11月12日

南楽園

遊子川周辺

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全国削ろう会の後、宇和島でレストランをしている愛大の勉強仲間を訪ねようと、
宇和島市総合体育館を後にして津島へ南下。
目的地に気づかず南楽園方面まで行き過ぎる。

どうせだから、と見学していくことに。

入園料300円。

けっこう広い。
しかし日曜日なのにオフシーズンなのか、ほとんど人らしい人も居ず。

公園としてはなかなか良い空間だと思うのですが、
日本庭園としては、はたしていかばかりか。

日本庭園とするなら、
もう一回り小さくして、庭園を細かく作りこんだほうが良い気がします。
無駄に間延びしている感じが日本庭園としての緊張感というか、
「張り」みたいなものを無くしてしまっているような...


やっぱりスケール感覚って大事な気がします。



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宇和島で大工さんによるカンナ削りの全国大会があるというので見に行ってきました。
宇和島市総合体育館。
きさいや広場の隣にあったんですね。

久々の宇和島です。


現在ユスモクで木工製作活動をしておりますが、
僕自身は大工職人の経験があるわけではありません。
美大でちょこっと木工で作品を作ったくらいで、
見よう見まねで苦労してやっているわけですが、
いかに自分が木工製作に必要な知識と技術を欠いているかを痛感させられます。

こう言うと、


  「じゃあ作れる人=大工さんに頼めばいいじゃないか」


と、言われるわけですが、それはちょっと違うわけです。

デザイナーはデザインだけ考えれば良いのではなく、
職人は言われたものをただ黙って作ればいいものでもないと思うのです。

20世紀のマスプロダクトは細かく仕事を分業してきました。
それは格段に生産性を向上させたけど、その一方で、
「考えて作る」というひとつの行為を、
「考えて」「作る」という二つの行為に分けてしまったことで
「作る喜び」というモノづくりの原動力とでもいうべきものを失ってしまった。
...そんな気がしてなりません。


僕は、考えて作りたい。



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愛媛の地域密着型ポータルサイト「本舗」のオフ会に行ってきました。

本舗は愛媛県としての一つの集まり、ではなく、
宇和島・八幡浜・大洲・西予・松山・愛南の各地方でそれぞれ本舗があり、
今回はその合同イベント、ということになります。

「機能」で集合する都会とは異なり、「地域」でつながる地方においては、
このような地域主体のポータルサイトは重要な役割を果たす...
...と思って、このブログを立ち上げた直後に、僕も西予本舗に登録はしたものの、
いまいちその効果が実感できず、結局放置状態でした。

そんな状態だったのでFacebookでイベントの誘いを受けた時も、
あまり乗り気ではなく、当初は行くつもりもなかったのですが、
大番頭の方が近くに来たついでに、とユスモクに寄ってくれて、
直接お声がけをしていただいたことで、思い直して行くことにしました。


ネットは大変便利です。
しかし、どんなにネットが発達したとしても、
直接会ってコミュニケーションすること以上のことはできません。
あくまで「直接のコミュニケーションをサポートする」というのが
ネットの役割であり、それはこれからも変わらないと思うし、
変わるべきじゃないと思います。

ネット世界、なんて言葉が常識的になりつつあるけれど、
僕はネットに世界があるなんて思わない。

ネットはしょせん離れた現実と現実を繋ぐツールでしかない。



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ユスモクで第一作から第四作目まで、一気に作り上げた後、
スランプがいきなりやってきた。

ネタ切れ、というよりはネタがありすぎて逆に身動きとれなくなった、
...みたいな。

すっかり煮詰まってしまった。
こういう時は無理に続けても症状はひどくなるだけ。
こういう時は潔く休んでリフレッシュする。

押してダメなら引いてみろ。
進むも勇気、退くも勇気。

...と自分に言い聞かせ、一日休みをもらってリフレッシュすることに。


テレビを見てたら、小田深山渓谷が紅葉の見頃だそうな。
松山に行くときはだいたい内子から砥部街道経由で行くのですが、
小田深山への入口をいつも素通りするわけで。

今回、途中下車してリフレッシュ!



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紅葉の季節がくるたびに、日本に生まれて良かったと思います。

色とりどりの葉。
紅葉ってなぜこんなにも色鮮やかなんだろ。

やがてくるモノクロームの世界に備えてなんだろうか。


最近ちょっと遊子川の景色の写真が減ってきてるような気がします。
ユスモクで忙しくなってきてるのもあるけれど、
「慣れ」もあると思う。

たとえどんなに素晴らしい景色でも、
人間は同じことの繰り返しに飽きてしまう。
それは感覚の「油断」とも言える。

その油断が闇雲に新しい世界を求める根源になったのかもしれないけど、
やはりそれは本質を欠いたもののように思えます。

同じように見える風景も、一秒たりとも同じものなどない。
感覚が磨かれれば、そんな些細な変化も感じられるようになる。


人間だけが持つ真の能力とは、物理的に世界を広げることではなく、
世界を深く感じること...ではないでしょうか。



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ユスモクの木工所が整う前から、ユスモクのロゴを考えていました。
まあ他にすることがないから、だったからですが、
それはそれとして、木工所の「イメージ」を明確にしておくことが重要、
とかねてから考えていたことも事実で、ロゴ作成はその一環でした。

木工所そのものは「木材の活用で地域の活性化を目指す」という
ユスモクの理念をアピールする「イメージ」の原点となりますが、
いかんせん現場に行かなければその存在は伝わらない。


木工所を離れてもユスモクの「イメージ」をたくさんの人に伝えるために。
ユスモクのロゴをユスモクで生まれた作品に焼き付けることにしました。

で、作りました、ユスモクの焼き印。



ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
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広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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